ウェルビーイングリサーチチーム(コア研究:社会領域)の宮地諒講師らの研究成果が「Journal of Functional Morphology and Kinesiology」に掲載
医療保健学部理学療法学科 / 2025.02.06 update
ウェルビーイングリサーチチーム(コア研究:社会領域)の宮地諒講師らは、これまで地域住民の運動器障害に関連する因子について多角的に検証してきました。本研究は、運動器障害の中でも、さまざまな要因が関与する複雑な病態である中年以降の慢性腰痛に対し、その関連要因の関係性を分析するとともに、介入に向けた新たなサブグループの検討を行いました。その結果、体幹筋量と腰部圧痛閾値、自律神経バランスと腰部運動制御能力との関係性を明らかにしました。また、各要因に基づく3つの特徴的なサブグループが特定されました。本研究結果は、サブグループの特性に応じた慢性腰痛に対する治療および予防戦略に貢献する可能性が示唆されました。
本研究成果は、「Subgroup Characteristics of Middle-Aged and Older Women with Chronic Low Back Pain by Multiple Factors: A Hierarchical Cluster Analysis」の論文として、欧州の科学誌「Journal of Functional Morphology and Kinesiology」の電子版に掲載されました。
[発表雑誌]
雑誌名:「Journal of Functional Morphology and Kinesiology」(オンライン版掲載日:2025年1月14日)
論文タイトル:Subgroup Characteristics of Middle-Aged and Older Women with Chronic Low Back Pain by Multiple Factors: A Hierarchical Cluster Analysis
著者:Ryo Miyachi、Takaaki Nishimura、Masahiro Noguchi、Akio Goda、Hiromichi Takeda、Eisuke Takeshima、Yuji Kanazawa、Tadashi Imai、Wataru Tanaka
掲載論文はこちらをご確認ください。
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