薬学部 薬学科

HOKURIKU UNIVERSITY

東洋と西洋の医薬学


相互に補い合う
東洋・西洋医薬学を学ぶ


東洋の伝統医学は西洋の医学・薬学と相補的なものとして重要性が見直されています。教育方針・目標の1つとして「東西医療の統合のもと、西洋医薬と中医薬の正確な知識と技術を培う」を掲げ、その一環として、薬学部2年生次を対象に「グローバル医療人養成プログラム」を導入し、1ヶ月間中国に留学させています。これは、中国政府機関及び姉妹校・友好校との共同実施プログラムで、実際の医療現場における東洋医薬学の学習や体験を通じて、医療人として逞しく豊かな人間力を備えた薬剤師育成を目的としているものです。

中国人医師を専任教員として迎え、2〜4年次には東洋医薬学関連講義科目(東洋医学、漢方(中医)処方学、漢方概論等)を開設します。5年次には、「東洋医薬学」コース生向けに姉妹校である中国北京中医薬大学、韓国慶煕大学校及び東國大学校での研修を実施しています。本学姉妹校付属病院や漢方(韓方)調剤薬局での研修を通じ、本学で学習した東洋医薬学科目の内容が実際の医療現場でどのように行われているのか、また、西洋医薬学のみならず、東洋医薬学にも精通した薬剤師養成を1年次から6年間体系的に行っています。

薬用植物園


国内の薬学部が所有する薬用植物園としては最大級のスケール。薬学部構内にある約1万5000平方メートルの園で栽培される1000種類以上の薬草は教育・研究に活用され、学生は四季の薬用植物にふれることで生薬の理解を深めます。

生薬標本室


生薬とは鉱物、動物、植物を薬用に用いたもの。日本や中国、東南アジア各地から集めた生薬約2800種類を保存、展示しています。希少品も多く、学生の知的好奇心を刺激する教材として薬学研究の資料等に活用されています。