株式会社トヨックスが経済経営学部授業「SDGs2」で特別授業を実施、本学卒業生も講師として来校
経済経営学部経済学科 / 2025.11.20 update
11月18日(火)、経済経営学部1年次生向け授業「SDGs2」(履修者139名)において、樹脂ホースのトップメーカーとして国内外で高い評価を得ている株式会社トヨックス(本社:富山県黒部市)による特別授業を実施しました。
講師としてお迎えしたのは、常務取締役経営管理本部長の荒地正人氏、総務部総務人事グループの八十島花純氏、マーケティング部販売促進DXグループの山崎愛奈氏の3名です。山崎さんは2025年3月に経済経営学部マネジメント学科を卒業した本学卒業生です。
授業では、同社が取り組む省エネルギー型工場への転換やリサイクルの取り組み状況、低環境負荷型製品の開発、ISO14001に基づく環境マネジメントの徹底など、持続可能な社会の実現に向けた具体的な活動が紹介され、学生たちは企業におけるSDGs推進に実際に触れることができました。
また後半では、リサイクルが困難な塩ビ以外の樹脂ホースを資源として再活用する方法を考える「アップサイクル」ワークショップを開催しました。学生はグループごとにアイデアを出し合い、廃材を新たな価値へと転換するプロセスを体験。産業と環境をつなぐ視点の重要性を実感する機会となりました。
受講した学生からは、「廃棄されるものに新しい価値を加え、より魅力的なものに生まれ変わらせるという考え方は素晴らしいと思った」、「卒業生が活躍している姿を見て、自信が持てた」といった感想が寄せられました。
今回の特別授業を通じて、学生はSDGsを“学ぶ”だけでなく、“自ら考え行動する”学びへとつなげる貴重な時間となりました。経済経営学部は今後も、地域自治体や企業との連携を深め、実践的な学びの機会を提供してまいります。
【問い合わせ先】
志田義寧(経済経営学部教授/経済学科長)
Email:y-shida@hokuriku-u.ac.jp