経済経営学部の金信行助教が神戸大学大学院の「地域創生と観光経営研究教育センター」の研究活動に参画
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研究活動 / 2025.08.05 update
経済経営学部の金信行助教が、神戸大学大学院経営学研究科「地域創生と観光経営研究教育センター」における研究活動に参画しています。
同センターでは、日本各地に偏在する固有の伝統や文化に着目し、それらを観光資源として掘り起こすことで、地域の魅力を再発見・発信する「伝統文化系ツーリズムプロジェクト」を推進しています。金助教は、この中でも「ツーリズムで日本固有の伝統と文化を掘り起こす:産学連携を通じて収益化を目指す実証実験」プロジェクトの研究実施メンバーとして活動しています。
本プロジェクトでは、産学連携による実証実験を通して、地域に根ざした伝統文化を持続可能な形で観光資源化し、経済的価値の創出を目指しています。金助教は、特にアートの視点から日本の伝統文化を捉え直し、アートとツーリズムを接続する「アート・ツーリズム」の開発と社会実装に向けたパイロット調査を進めています。2024年7月に名古屋大学と金沢21世紀美術館の共催で開催されたシンポジウム「すべてのものとダンスを踊って―共感のエコロジー」などを手がかりに、自然・社会・文化の関係性をアートによって表現し、その芸術的体験を通じて地域文化の来歴をたどり、未来を構想するような観光の在り方を模索しています。
金助教は、アートによる表現を通して地域の文化資源に新たな意味を与え、体験的・共感的に伝えるツーリズムの構築を目指しており、本プロジェクトを通じて、伝統文化の持続的な継承と経済的な価値創出に挑戦しています。
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