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地域を支える バス運転士体験ツアーに参加しました


地域連携 / 2022.08.29 update

 

8月23日、金沢市が主催するバス運転士体験ツアーが開催されました。バス業界は運転士不足が深刻化しており、若い世代の人材確保が喫緊の課題となっています。体験ツアーは大学生や高校生に運転士に対する理解を深めてもらうのが目的で、本学の学生も6人参加しました。
日本のバス会社は若い世代の運転士を確保できず、高齢化が進んでいます。2017年時点の平均年齢は49.8歳と、50 歳の大台が目前です。運転士不足で路線が廃止になれば、地域の存続にも関わります。石川運輸支局の担当者は「バスは地域の生活を支えている」と強調されました。
北陸鉄道では、「運転手」ではなく「運転士」と呼んでいます。バスの運転士には、大型二種免許が必要です。北陸鉄道の担当者は「弁護士など『士』がつく職業はどれも特別な資格が必要であり、バス運転士もそのひとつです」と話しました。
金沢市によると、朝のピーク時に市の中心部を通過する車両は、自動車が平日平均1653台、バスが同149台と自動車が圧倒的に多い状況にあります。しかし、通過人数では自動車2480人、バス6297人と逆転します。自動車の10分の1以下のバスが通過人員の7割を輸送している計算となり、バスがいかに移動手段として効率的であるかが分かります。環境負荷の低減にも有効で、金沢市の担当者は「SDGsの達成にはバスは不可欠」と指摘しました。
体験ツアーでは、現役運転士との座談会も行われました。運転士は「乗客から『ありがとう』と言ってもらった時や差し入れをもらった時にやりがいを感じます」と話していました。地域のライフラインとも言えるバス。あなたも運転士を目指してみませんか?

8月23日、金沢市が主催するバス運転士体験ツアーが開催されました。バス業界は運転士不足が深刻化しており、若い世代の人材確保が喫緊の課題となっています。体験ツアーは大学生や高校生に運転士に対する理解を深めてもらうのが目的で、本学の学生も6人参加しました。

日本のバス会社は若い世代の運転士を確保できず、高齢化が進んでいます。2017年時点の平均年齢は49.8歳と、50 歳の大台が目前です。運転士不足で路線が廃止になれば、地域の存続にも関わります。石川運輸支局の担当者は「バスは地域の生活を支えている」と強調されました。

北陸鉄道では、「運転手」ではなく「運転士」と呼んでいます。バスの運転士には、大型二種免許が必要です。北陸鉄道の担当者は「弁護士など『士』がつく職業はどれも特別な資格が必要であり、バス運転士もそのひとつです」と話しました。

金沢市によると、朝のピーク時に市の中心部を通過する車両は、自動車が平日平均1653台、バスが同149台と自動車が圧倒的に多い状況にあります。しかし、通過人数では自動車2480人、バス6297人と逆転します。自動車の10分の1以下のバスが通過人員の7割を輸送している計算となり、バスがいかに移動手段として効率的であるかが分かります。環境負荷の低減にも有効で、金沢市の担当者は「SDGsの達成にはバスは不可欠」と指摘しました。

 

体験ツアーでは、現役運転士との座談会も行われました。運転士は「乗客から『ありがとう』と言ってもらった時や差し入れをもらった時にやりがいを感じます」と話していました。地域のライフラインとも言えるバス。あなたも運転士を目指してみませんか?

【取材・文】経済経営学部3年 宮田怜奈

 

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