金沢商業高校で観光データ分析の授業を実施
データサイエンス / 2025.06.27 update

2025年6月20日、本学は金沢商業高校の3年生9名を対象に、「観光データ分析」に関する授業を実施しました。この授業は、石川県教育委員会が推進する「進路指導・キャリア教育(次世代の地域産業を担う人材育成)」の一環として、同校からの依頼を受けて行ったものです。
授業は、本学国際コミュニケーション学部の和嶋雄一郎教授(学長補佐)が担当し、全3回にわたるプログラムの初回として行いました。テーマは「データを活用して能登の観光プランを企画しよう」です。初回は、「データとは何か」という講義から始まり、生徒の皆さんは、石川県が公開している観光データを用いて、Tableauというデータ可視化ツールを使った実習に取り組みました。
生徒の皆さんは、さまざまなグラフを作成し、それらを連動させて表現する「Viz(ビズ)」を体験しました。あわせて、データの見方や読み解き方についても学び、「数字から地域の魅力を発見する」力を養いました。授業後には、データの活用に対する意識が高まり、積極的に取り組む様子が見られました。
この日の授業には、第3回で講評を担当する石川県庁の職員の方も視察に訪れました。県が作成・公開している観光データを活用した今回の取り組みは、高校・大学・行政が連携して行う実践的な学びの一例として捉えることができます。
北陸大学は、今後も金沢商業高校との連携を通じて、生徒の皆さんがデータ分析のスキルを実践的に身につけ、将来的には地域の観光振興や課題解決に貢献できる人材へと成長していくことを目指しています。これからも地域社会とのつながりを大切にし、次世代の人材育成に取り組んでまいります。
【お問合せ先】
北陸大学
和嶋 雄一郎
学長補佐(新学部設置・IR担当)/国際コミュニケーション学部教授
E-mail:y-wajima@hokuriku-u.ac.jp