富山第一高校でTableauに関する教員研修を実施
データサイエンス / 2025.05.20 update

5月13日(火)、和嶋雄一郎学長補佐(新学科設置・IR担当)が、本学と高大連携協定を締結している富山第一高校の教員を対象にTableau研修を実施しました。
富山第一高校は、令和6年度高等学校DX加速化推進事業に採択され、データサイエンスとICTを活用したデジタル人材育成を推進しています。特に、総合的な探究の時間におけるTableau導入によるデータサイエンス教育を通じて、生徒の課題分析能力育成を目指しています。本研修は、こうした同校の取り組みを支援するため、高大連携協定の一環として実施されました。
研修では、和嶋学長補佐よりTableauの概要と本学のデータサイエンス教育について説明があり、続いて、YKKビジネスサポート株式会社の山﨑様より、企業におけるTableauの活用事例が紹介されました。その後、動画教材を用いたハンズオン演習が、本学で実施している授業内反転学習の形式※で行われました。
最初のハンズオンでは、Tableauの基本操作としてアンケートのダミーデータを用いた可視化に挑戦しました。次のハンズオンでは、とやま観光推進機構のアンケートデータ(TOYTOS)を活用し、様々なグラフやダッシュボードの作成を通してパブリックデータの活用方法を学びました
各教室では本学教職員とYKKビジネスサポート株式会社の担当者がそれぞれのグループをサポートし、参加された教員の皆様は、熱心に演習に取り組んでいらっしゃいました。参加者からは「分かりやすい説明でTableauを使うことができた」「授業内反転学習のイメージをつかめた」といった声が聞かれました。
今回の研修を通して、富山第一高校における総合的な探究の時間におけるTableauの活用によるデータサイエンス教育の導入が促進され、生徒たちのデータサイエンス能力の育成に繋がるものと期待されます。
本学では、今回の授業で得られた知見を活かし、今後も、地域の教育機関との連携を深めながら、次世代のデータサイエンス人材の育成に貢献してまいります。
※田尻慎太郎, 2024, 「北陸大学のデータサイエンス・AIプログラム」, 大学教育と情報(私立大学情報教育協会),2024年度 No.1(通巻186号), pp46-50,
https://www.juce.jp/LINK/journal/2404/mokuji.html
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