データ分析AWARD2024で観光データ分析を発表 ― 北陸3県の観光データを統合分析
データサイエンス / 2024.12.10 update

11月29日(金)、経済経営学部の学生チームが「学生データ分析AWARD2024」に参加し、観光データの統合分析についての発表を行いました。発表会はZoomによるオンラインで開催されました。
本学からは経済経営学部4年次生の石崎颯士さん、吉田皓祐さん、佐々木啓汰さん、河村亮さん、山下雄大さんで構成される観光データチームが参加。石川県、富山県、福井県の各県が独自に収集している観光関連データを統合し、北陸地域の観光動向について分析を行いました。
分析の結果、40代から60代の夫婦または親子連れの観光客が多く、県内交通手段は自家用車、訪問目的は「地元の美味しいものを食べる」が最も多いことが明らかになりました。チームは、これらの知見を活かして食文化や交通アクセスの改善をアピールすることで、観光産業の活性化につながる可能性を指摘しました。
審査員を務めた株式会社データパレード代表取締役の石井亮介氏からは、「アンケートのローデータを入手するために事務局に積極的に問い合わせるなど、与えられた情報以上のものを追求する姿勢が素晴らしい。」との講評をいただきました。
また、調査を通じて各県のデータ収集方法の違いや、データの統合における課題も明らかになり、今後の観光データ分析の改善に向けた提言も行いました。
この取り組みは、実際のビッグデータを活用した実践的な学びの機会となり、地域の観光振興における課題解決に向けた有意義な研究となりました。
【お問合せ先】
北陸大学
田尻慎太郎(たじり しんたろう)
学長補佐(情報・IR担当)/経済経営学部教授/北陸大学データサイエンス・AI教育プログラムコーディネーター
〒920-1154 石川県金沢市太陽が丘1−1
TEL:076-229-1161(代表)
E-mail:s-tajiri@hokuriku-u.ac.jp