医療保健学部
医療技術学科

HOKURIKU UNIVERSITY

教員の声


医療技術の進歩に対応する
「自ら学び、成長し続ける力」
を育てる。

高い志と社会的使命感を持ち、
生涯学び、成長し続ける医療人へ。


關谷 暁子
臨床検査技師 准教授/専門分野:臨床検査学、検査血液学、血栓止血学

  • 今、iPS細胞の臨床応用、がんゲノム医療、遺伝子治療や細胞治療といった生命科学技術、人工知能(AI)に代表される情報技術が、かつてないスピードで進んでいます。医療技術の進歩によって、臨床検査も姿を変えていくでしょう。現に白血病や感染症の診断方法はこの20年の間に随分変わり、多くの臨床検査技師が、「学校で教わらなかった検査方法」を実施しています。このような変化の中で、プロフェッショナルとして社会に貢献し

  • 続けるためには、「生涯学び成長し続ける医療従事者」でなくてはなりません。自らの価値を高め続ける人は、社会がどのように変わっても必要とされるでしょう。Wライセンスを有することは、単に働き方の選択肢が増えるということではありません。物事を考え、判断し、的確に行動するための方法をより多く身につけているということと考えます。資格はあくまで結果であり、その学びのプロセスにこそ意義があるのではないでしょうか。

少子高齢化時代の医療に対応する
これからの医療人を養成します


髙橋 純子
臨床工学技士 准教授/専門分野:医用治療機器学

  • 少子高齢化を迎え、2.5人に1人が65歳以上、4人に1人が75歳以上という時代になりました。医療は日々進化していますが、医療を必要とする人の数は増加する一方です。医療の担い手も若者の減少から少なくなることが予測されます。その状況において、1人の医療従事者がいくつもの専門知識を持つことがどれだけ心強いことなのか、みなさんに想像していただきたいと思います。今後、医療の担い手不足が深刻化すると、さまざまな役割を担って

  • 円滑な治療に導く医療職が、新たなポジションを築く時代になるかもしれません。最近、医療の世界では「タスクシフト」「タスク・シフティング」という言葉をよく耳にします。これは、従来、医師や看護師が実施していた業務のうち、他の医療従事者ができる内容の業務にはどんどん介入してもらい、業務を移管するしくみです。まだまだ協議中ですが、業務独占を有しない臨床工学技士の業務拡大は必須といえるでしょう。