医療保健学部
医療技術学科

HOKURIKU UNIVERSITY

OB・OGインタビュー


臨床経験を積み重ね
感染症に関する知識を深めたい


中嶋 蒼水
金沢医科大学病院
2022年卒業/北陸学院高等学校出身

私は現在、臨床検査技師として感染症部門で細菌検査を担当しています。採取した検体を培養して感染原因を特定すると同時に、薬に対する感受性も検査します。大きな責任があり毎日が緊張の連続ですが、より的確な診断に必要な材料を提供し、患者さんのさらなる悪化を防いだり、回復に貢献できた時には達成感を感じます。北陸大学での4年間を振り返ると、国家試験に向けた勉強や教科書から知識を得ることももちろん重要でしたが、それだけが学びではなく、根拠を調べ、疑問を持って追究することで興味がわき視野が広がることを知りました。この姿勢は、臨床検査技師として医療現場に立つ今も大切にしています。今は、担当業務を迅速かつ正確に進めていくことで精一杯ですが、数多くの症例を経験してスキルアップするために志望した大学病院という環境を活かして、多職種と関わり感染についての知識を深めていきたいと思います。

心臓カテーテル治療を軸として、
業務の幅を広げていきたい


寺田 佳祐
高岡みなみハートセンター みなみの杜病院
2022年卒業 / 富山県立高岡西高等学校出身

私は現在、臨床工学技士として心臓カテーテル治療とカテーテルアブレーション治療の業務に携わっています。現場は常に緊張感があり集中力も求められますが、それがやりがいにもつながっています。機械を操作・点検するだけでなく患者さんとも向き合う仕事ですから、より高いレベルで治療に関わっていきたいというモチベーションも自然に生まれます。心臓カテーテル治療に関わる仕事がしたいと考えるようになったのは、大学時代の病院実習がきっかけです。ゼミの先生に相談したところ、そうした治療を積極的に行っている当院を紹介していただき就職につながりました。当時を振り返ると、臨床実習に卒業研究、国家試験の勉強と毎日が本当に充実していました。身につけた専門知識や技術はもちろん、4年間を「やり切った」という自信が、社会人として前に進む自分の原動力となっています。

多職種が連携する
医療現場に立つための
大切な学びがありました


山田 彩千乃
金沢赤十字病院
2021年卒業 / 石見智翠館高等学校出身

4年次の臨地・臨床実習で院内のさまざまな場面で活躍する臨床工学技士の仕事に魅力を感じ、金沢赤十字病院に就職しました。現在は、OPや心血管カテーテル検査・治療などの循環器関連の業務に携わっています。先輩に指導していただきながら、緊張感のある現場で少しでも自分で考えて行動することができた時や誰かの役に立てた時に「もっと頑張ろう、自分にできることを増やそう」という気持ちになります。北陸大学では、臨床検査と臨床工学の2つの領域を学び、知識と知識が結びつき、より深い理解に繋がることを実感しました。初めのうちは臨床検査・臨床工学は別々の分野として捉えていましたが、その2つの分野がさまざまな点でつながっていることに気付かされた4年間だったと思います。それは病院という多職種が連携するチーム医療の現場において、最も大切な学びだったと実感しています。

患者さんの
「ありがとう」の一言を励みに
おもいやりの心で
検査を担当しています


松下 愛
加賀市医療センター
2021年卒業 / 石川県立小松高等学校出身

在学中に臨床検査技師と臨床工学技士の2つの職種について学び、幅広い専門知識を身につけることができました。現在、臨床検査技師として働いていますが、臨床工学分野を学んだ知識も役に立っていると感じます。医療技術学科ではグループ活動が多くあり、仲間とコミュニケーションをとりながら物事を進めていく力も身につきました。実際の現場でも多職種の方々と連携する必要があるため、4年間で学び得た知識や経験がすべて今につながっていると感じます。加賀市医療センターは、病院の基本理念である「おもいやり」に感銘を受けて志望しました。現在は生理検査室に所属し、主に心電図検査や腹部超音波検査など、患者さんと直接関わる検査を担当しています。患者さんに少しでもリラックスした雰囲気で検査を受けていただけるように信頼される臨床検査技師を目指していきたいと思います。