大学の概要

OVERVIEW OF THE UNIVERSITY

理事長・学長メッセージ


 18歳人口の減少、社会環境の変化、新型コロナウイルスの流行など、大学を取り巻く環境はますます厳しさを増しています。このような予測困難な時代だからこそ、長期、中期的にどのような方向をめざしていくのか、教職員全員で共有することが大事であると考えています。
 また、2020年4月に私立学校法が改正され、中期的な計画の作成が義務付けられました。教育の質の向上は学校法人の責務であり、教学と経営の一体的な発展をめざす計画の立案が求められています。
 この度、2025年に向け設定した長期ビジョンを達成するために、第1期中期計画との連続性・継続性を考慮したうえで、新たに第2期中期計画を策定しました。
 当然でありますが、中期計画は作成することが目的ではありません。大学の将来に向けた活動に活用するものです。中期計画は全構成員が同じ方向に向いて進むための羅針盤です。
 長期ビジョン・中期計画の実現には、大学の構成員一人ひとりが何をしなければならないのか、自らの役割や課題を見つけ出し実行に移していかなければなりません。しかし、それぞれの立場で正しいと判断したことが、全体として正しいという状況にならなければそれは単なる部分最適の状態であり、組織として非効率で非生産的な状態を生み出すこととなります。長期ビジョン・中期計画を設定することにより、大学が進むべき方向性が“自分ごと化”され、結果として日々の思考や行動の中での判断基準が明確になり、組織は全体として最適化される。そして、大学全体のベクトルは一つになっていくと思います。
 第1期中期計画の達成度をさらに深化させるべく、「チーム北陸大学」をキーワードに掲げ、全構成員が常に全体最適の視点を持ち、第2期中期計画へ踏み出します。
 北陸大学は2025年までに学生の成長力№1の教育の実践と北陸地域の基幹大学になると宣言しています。この大きな目標に向かって、皆様と共に変革に挑んでまいります。

理事長・学長  小倉 勤

学校法人北陸大学
長期ビジョン・第2期中期計画 概念図