「お客様の要望に難しいとは言えない」 理研産業株式会社勤務の卒業生よるキャリア講演を実施
国際コミュニケーション学部 / 2025.06.26 update

2025年6月10日(火)、国際コミュニケーション学部3年次開講科目「職業理解とインターンシップ」(国際コミュニケーション学部 福山悠介教授担当)に、ゲストスピーカーとして本学卒業生で理研産業株式会社のK.Kさん(2020年卒)、S.Kさん(2022年卒)を招き、キャリア講演を実施しました。
講演では、補聴器の市場、補聴器を必要とされている方はどのような方なのか、そういった方々とどのようにコミュニケーションを取るのかなど、企業の社会的な意義やお二人の働き方についてお話しいただきました。その上で、質疑応答に応えていただきました。「なぜ、理研産業株式会社を選んだのですか」という質問には「就職活動を始めたころに志望していた仕事は、就職活動をする中で自分には向かないと感じるようになった。自分の能力を活かせる仕事は何かを考えたとき、しっかり準備をしてお客様に向き合える今の職場が向くのではと考えた」、また「お客様と関わる際に大切にしていることは?」という質問には「ゆっくり、しっかり、丁寧に聞くこと」、「お客様の要望に、難しいとか無理というネガティブな言葉を言わないようにしている。お客様はここなら何とかしてくれるという気持ちでいらっしゃるからだ。それを裏切れない。お客様の困っているのを何とか解決するのが仕事だ」とお答えいただきました。
講演後、学生たちからは「『難しいというネガティブな言葉を使わないようにしている』という言葉が印象に残った。これはあらゆる仕事に共通していると思うので、私もそういう意識で働きたい」、「お二人の話し方がゆっくりで丁寧だったことが印象的だった。実際にお客様としてお相手する高齢者の方を意識しているのが伝わった」といった声が多く、お二人のプロフェッショナルとしての意識の高さに感銘を受けていました。