石川県内定着事業による石川医薬バスツアー加賀・能登コース
就職、資格 / 2025.03.25 update

薬学部、医療保健学部合同にて、3月11日に公立穴水総合病院、3月13日に国民健康保険小松市民病院並びに特定医療法人社団勝木会やわたメディカルセンターを見学させていただきました。令和六年能登半島地震を経て、被災者を支える医療機関として、どのように地域と連携を図り、被災を乗り越えていくかを、様々な角度から学び、自分たちが将来、どのように医療に貢献していくのかを考える大きなきっかけになったことと考えております。
下記、参加した学生からのコメントとなります。
『被災医療は患者さんだけをケアすると思っていたが、支援者も患者さんと同じようにストレスを感じており、それに対する支援者支援をおこなっていることを初めて知り、患者さんと支援者の両方の支援をすることの重要性を感じた。薬剤部を見学させていただいた時に、薬剤師さんも地震が発生した直後は気が動転していたが、看護師さんの明るく真面目で冷静に仕事をする姿を見て自分も普段通りに仕事をすることができたとおしゃっていた。どんなことが起きても冷静な対応、普段通りに仕事をすることが大切だと分かった。私もどんなことが起こっても冷静に対応できる人になりたいと感じた。』
『災害があった時、医療の需要は高くなる一方で、水道や交通などのインフラが使えなくなるため、優先順位をつけて動かなくてはいけなくなることがわかりました。お話を聞いて、災害時の医療従事者は、家族や家など不安に思うことも多いと思いますが、それでも1人でも多くの方を救いたいと考え、必死に患者さんと向き合ったからこそ今があるのだなと思いました。』
今回ご協力いただいた医院、および本企画実施へ補助いただいた石川県へこの場を借りて、感謝申し上げます。本件は、「県内高等教育機関との学生の県内定着に関する協定」に基づき、実施させていただきました。