西山ゼミ3年次生が第2回目の地域企業訪問を実施し企業研究の分析結果を発表
経済経営学部マネジメント学科 / 2025.01.27 update

経済経営学部・西山ゼミでは、テーマを「SDGsとデジタル化の企業経営への影響」とし、SDGsを経営に導入しつつ、デジタル化を活用している地域企業の研究を行っています。2024年後期授業では、3年次生が4つのチームに分かれ、第2回目の地域企業訪問を実施しました。上述テーマについてインタビューを行い、その結果をまとめ、2024年12月23日、企業分析最終報告会を行いました。ご多忙の中、ご協力していただいた企業並びに県庁の皆様に、改めて御礼申し上げます。
(下記の文章はゼミ生が作成)
〈第1グループ〉
協力していただいたのは石川県庁です。インタビューに答えてくださったのは石川県庁健康福祉部少子化対策監室の前田さんと鵜飼さんでした。
県庁が行っているSDGsに対応した貧困対策として、母子家庭に対する政策等などが挙がりました。
世の中にある子ども食堂の実態、あってはならないものと思われがちな子ども食堂も地域の人たちの憩いの場になっていることや地域のボランティアの人たちによって行われていることを知ることができました。
実際に県庁でSDGsを企業に対して経営戦略の一つとして推進しているという話を伺うことができ、講義で学んだことをより深く理解することができました。
石川県が推進するSDGsに関する普及啓発イベント等については以下のリンクを参照願います
https://www.pref.ishikawa.lg.jp/kikaku/sdgs.html.
〈第2グループ〉
協力していただいた企業は、株式会社 箔一様です。インタビューに答えてくださったのは店長の金城さん、佐久間さんでした。
今回の訪問では、職人の育成について、金資源の再利用の限界についてインタビューを行いました。実際に訪問しインタビューを行うことで、職人の成り手不足解消に向け企業が職人を育てる時代へと変化していました。金資源を無駄にしないための取り組み、またSDGsの取り組みを通し金という貴重な資源には多くの可能性があると感じることができました。講義で学んだことをより深く理解することができました。
企業の詳細は以下のリンクをご参照願います
https://www.hakuichi.co.jp/company/
〈第3グループ〉
協力していただいた企業は、丸八製茶場です。インタビューに答えてくださったのは代表取締役の丸谷さんでした。
企業が行っているSDGsの例として、地産地消や雇用供給などが挙がりました。廃材を別の製品や肥料として利用するといった環境に対する取り組みも行われていました。実際に企業訪問を行い、企業の製品や環境に対する取り組みを伺うことで、講義で学んだことをより深く理解することができました。
企業の詳細は以下のリンクをご参照願います
〈第4グループ〉
協力していただいた企業はエニタイムフィットネス様で、株式会社 Fast Fitness Japan様が、日本におけるマスターフランチャイジーとして展開しています。私たちは2024年12月17日に、エニタイムフィットネス藤江店を訪問し、SDGsに関する取り組みを教えて頂きました。
特に印象的だったのは、藤江店で行われているマシン再利用活動です。古くなったトレーニングマシンを中学校や高校に寄付する取り組みや、さらには日本の離島地域に提供することで、スポーツ合宿が可能になり、大学や企業の運動部の合宿場所として活用されている点です。こうした取り組みは地域活性化にも繋がっており、SDGsの観点から非常に意味のある活動だと感じました。
また、藤江店ではペットボトルのキャップ回収を行っており、そのキャップが発展途上国の子どもたちへのワクチン提供に使用されているとのことです。これまでにエニタイムフィットネスで集めたキャップを換算すると、5,735人分のワクチンを届けることができたそうです。この素晴らしい活動に対して、特定非営利活動法人「Reライフスタイル」から功労賞も授与されているとのことです。
実際にエニタイムフィットネスの店舗を訪れ、そのSDGsへの取り組みを直に見ることで、企業の社会貢献活動がどれほど現実の社会に役立っているのかを実感しました。今後もこうした取り組みをさらに学び、私たちのゼミ活動にも活かしていきたいと考えています。
企業の詳細は以下のリンクをご参照願います