医療保健学部 清水芳行教授が「医師偏在と地域経済 - 北海道からみた過疎医療問題 - 」を出版
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医療保健学部医療技術学科 / 2023.01.17 update

医療保健学部医療技術学科 清水芳行教授は、「医師偏在と地域経済 – 北海道からみた過疎医療問題 -」(北海学園大学出版会)を1月15日(日)に出版しました。
日本では、かねてより医師が都市部へ集中し、過疎部で不足する「医師偏在」という医療問題を抱えています。
清水教授は、医師偏在の背景には地域産業の衰退があり、それに伴う人口移動により過疎化が生じることで「医療の過疎化」という現象につながると仮定し、様々な地域における「医療の過疎化」のプロセスと発生メカニズムを地域経済学的視点から研究を進めてきました。
本書では、北海道を対象とし、道内各地域の経済と医師偏在問題との関連性について、歴史的な背景や地域産業の衰退に伴う医療労働市場の変化、自治体同士の連携や政策・政治など、複合的な要素から医師偏在の発生メカニズムを明らかにしています。
医療問題を地域経済学的視点で分析し、過疎地域における医療課題と過疎医療の地域性について考える本書は、これまでにない新たな切り口で医療問題をとらえる非常に興味深い1冊となっています。
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