薬学臨床系病態解析学分野 三浦研究室 (金沢骨を守る会)

HOKURIKU UNIVERSITY

研究室紹介


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・・すべては、骨粗しょう症の撲滅のためストップ・ザ・骨粗しょう症・・

【ますます重要となるメディカルスタッフの役割】

今はチーム医療の時代とされ、病院ではさまざまな職種のスタッフが専門知識を集結させて患者さんの治療にあたっています。また病院以外の外では、地域の病院、保険調剤薬局、福祉施設などが連携して地域の人々の健康を守る多職種連携(質の高いケアを提供するために、異なった専門的背景をもつ専門職が、共有した目標に向けて共に働くこと)の医療が注目されています。チーム医療、多職種連携の一端を担う薬剤師には、幅広く、そして質の高い知識が求められています。

すなわち、患者本位の医療を実現するために、「責任ある行動」がとれる薬剤師が求められています。「モノ」と向き合ってきた(対物)のがこれまでの薬剤師、これからの薬剤師は「人=ヒト」と向き合う(対人)薬剤師が大切です。

【薬剤師の業務は多方面に拡大】

薬剤師業務が大きく変革されつつあります。具体的には、薬に関する事象を薬剤師と医師が議論し合い、患者さんのためになる薬物療法などを的確に行える専門薬剤師です。また、セルフメディケーション(自分自身の健康に責任を持ち、軽度な身体の不調は自分で手当すること)など、薬剤師には薬だけの知識だけではなく、健康な生活のための予防または未病(病気と言うほどではないけれど、健康でもない状態のこと)に関する知識も要求されています。この意味でも、「健康サポート薬局」が重要となってきています。

このため、医師よりも市民に身近になれる薬剤師は単独で地域医療にも貢献できるはずです。

【臨床検査データから病態を読み取る病態解析学】

研究室では、臨床という実践に立脚した学問分野である臨床検査を土台に日常医療現場へ、診断(臨床推論)を通じて予防、病因・病態の解明や治療に寄与することを目指しています。

検査データを解析(知る)することで、より適切で安全な薬物治療法(くすりを使用した治療のこと)が可能となります。

【骨の健康科学の確立に挑む-ストップ・ザ・骨粗鬆症-】

高齢化社会を迎え日本は男女とも世界一の長寿国なりました。しかし、その一方では、健康長寿*・介護予防を阻害する3大因子として、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)、ロコモティブシンドローム(運動器症候群**)、認知症などの疾患が増加し深刻な社会問題となっています。研究室では、骨粗鬆症などの骨代謝疾患の研究や骨粗鬆症撲滅のための啓発などの社会活動(一般市民を対象とした啓発活動***)にも積極的に取り組んでいます。

*健康寿命:健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間
**ロコモティブシンドローム: 骨や関節、筋肉など運動器の衰えが原因で、「立つ」「歩く」といった機能(移動機能)が低下している状態
***金沢骨を守る会 

【医療・診断を支えるペプチド科学】

ホルモンや神経伝達物質として、代謝・免疫などの多様な生体調節において中心的な役割を担う生理活性ペプチド。研究室では、病気の治療法や治療薬の開発につながることが期待されているペプチドの構造活性相関の研究に取り組んでいます。

【研究室ビジョン】

アクティビティ&チャレンジング
スピディーに行動し、何事にも挑戦する意志を持つ
アカデミック&リベラル
医療の向上を目指し、医療社会のニーズ(必要性)に対応したシーズ(種)を創造する

【研究室ミッション】

研究室配属生全員の国家試験合格率100%達成を目指す
「絶対合格」の信念を持つ、国家試験合格のための格言:「学んだこと、覚えたことは忘れる、だから繰り返す」
医療に貢献できる予防・診断・治療に精通した専門薬剤師を養成
育薬、健康および長寿医療に精通した薬剤師を輩出する

【金沢骨を守る会】

金沢(石川県、北陸地区)における骨粗鬆症の予防・診療の啓発活動の拠点として、2009(平成21)年10月に公益財団法人骨粗鬆症財団の公認を受け国内では7番目の骨を守る会として、金沢骨を守る会を設立いたしました。本会では、毎年1~3月までを骨粗鬆症撲滅月間として多彩な啓発活動を行なっており、市民フォーラムもそのひとつとして開催しております。毎年3月春分の日(祝日)を金沢骨粗鬆症症デーと命名し、毎年同日には市民フォーラムを開催しております。