薬学臨床系病態解析学分野 三浦研究室 (金沢骨を守る会)

HOKURIKU UNIVERSITY

研究室紹介


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第26回日本骨粗鬆症学会ホームページ

【骨の健康科学の確立に挑む-ストップ・ザ・骨粗鬆症-】

高齢化社会の日本は、男女とも世界でもトップの長寿国となりました。しかし、その一方で、健康長寿*・介護予防を阻害する要因として、認知症やフレイルなどの疾患が増加し、深刻な社会問題となっています。特に、転倒による骨折が増加しており、要支援・要介護者の数も増加傾向にあります。研究では、骨粗鬆症などの骨代謝疾患のバイオマーカー探索や骨代謝マーカーの臨床研究、骨粗鬆症の撲滅を目指した社会活動(特に一般市民を対象とした啓発活動**)にも積極的に取り組んでいます。

*健康寿命:健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間
**金沢骨を守る会 

【金沢骨を守る会】

金沢(石川県、北陸地区)における骨粗鬆症の予防・診療の啓発活動の拠点として、2009(平成21)年10月に公益財団法人骨粗鬆症財団の公認を受け国内では7番目の骨を守る会として、骨粗鬆症の撲滅のための啓発活動を目的として金沢骨を守る会を設立いたしました。本会では、世界骨粗鬆症デー(World Osteoporosis Day:WOD)*である10月20日に様々な啓発活動やイベント(含む市民フォーラム)を開催しております。

*WODは、1996年10月20日に英国の全国骨粗鬆症協会により開始され、欧州連合(European Union: EU)からも支援をされました。1997年以来、この日の行事はIOF(International Osteoporosis Foundation:IOF)により行われており、1998年より世界保健機関(World Health Organization: WHO)が世界骨粗鬆症デーの共同スポンサーとなりました。10月20日は、骨粗鬆症および骨代謝障害の自覚を喚起するための1年間のキャンペーンの開始日として意義付けされています。日本(国内)では、2017年よりキャンペーン活動が正式に行われるようになりました。2018年には、「世界骨粗鬆症デー in 金沢2018 ストップ・ザ・骨粗鬆症」が金沢駅鼓門・もてなしドームでのタペストリー掲示、しいのき迎賓館のブルーライトアップ・骨粗鬆症撲滅宣言などの式典を開催し、IOFおよび公益財団法人骨粗鬆症財団(Japan Osteoporosis Foundation:JOF)、そして金沢骨を守る会の共催で「金沢から世界へ ストップ・ザ・骨粗鬆症」と言う共通テーマでWODのキャンペーン活動を開始しています。