石川県白山市が経済経営学部授業「SDGs2」で特別授業を実施、学生が振興策を提言
経済経営学部経済学科 / 2025.12.18 update
12月16日(火)、経済経営学部1年次生向け授業「SDGs2」(履修者139名)において、石川県白山市に振興策を提言する特別授業を実施しました。白山市は2018年、SDGsの達成に向けた優れた取り組みが評価され、国から「SDGs未来都市」に選定されています。
白山市との連携授業は11月25日、12月2日、12月9日、12月16日の4回にわたり実施。初回の11月25日に白山市企画課の担当者が市の概要や課題について説明し、その後2回の授業でグループごとに振興策を検討。最終回となる12月16日に担当者に向けプレゼンを実施しました。プレゼンを実施したのは全34チーム中、事前に選抜された10チームで、白山市のSWOT分析(強み、弱み、機会、脅威)などを踏まえ、スノーシュー体験など四季を通じた体験ツアーの提供や空き家を利用した古民家カフェの経営、米づくり体験、SDGs研修旅行の誘致など、さまざまな振興策が提言されました。
学生からは、「まちづくりの最前線で活躍されている職員の方々に直接提案でき、貴重な経験になった」といった感想が寄せられました。
白山市の担当者は「学生の柔軟な発想に触れることができ、貴重なアイデアを多数いただいた。今回の取り組みを契機に、大学生の力を活用する機会を一層拡げ、地域課題の解決と地域活性化につなげていきたい」と今後の連携に意欲を示しました。
今回の特別授業を通じて、学生はSDGsを学ぶだけでなく、実際に自治体に向けて企画・立案するという実践的な学びを経験しました。経済経営学部は今後も、自治体や企業との連携を深め、社会とつながる学びの機会を提供してまいります。
【問い合わせ先】
志田義寧(経済経営学部教授/経済学科長)
Email:y-shida@hokuriku-u.ac.jp