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森田研究室ゼミ生が大型ドローン(MG-1)農薬散布実験を実施


経済経営学部経済学科 / 2025.09.05 update

7月27日(日)、金城大学総合経済学科の松村教授と森田研究室合同で、大型ドローン(MG-1)で行う農薬散布(水での散布実験)実験を行いました。松村教授、一般社団法人日本ドローンズの大島理事、松木様の三人の熱心な指導のもと、経済経営学部3年次生岡田 悠佑、3年次生金田 颯太、4年次生袋井 泰成、森田准教授で参加し、充実した実験になりました。

ドローン産業は2016年に産業用ドローン元年と呼ばれています。その理由は、農業、測量、点検分野で安定成長期に入っているからです。しかし、私は産業用ドローンの黎明期は2025年であるのではないかと実感しました。その理由は今回の金城大学敷地内でドローンを実際に飛ばし、農散布薬の代わりに水を撒く状況を目の当たりにしたからです。現在のドローンは人が行うよりも何倍のスピードで、農散布薬を広範囲に撒くくことができます。そしてより上空からの散布を行うことができるので、人の手では見落としがちな範囲まで丁寧に散布することが出来ることを目の当たりにしたからです。

しかし課題点もまだ多く存在しました。その一例としてバッテリーの持ちが悪いことが挙げられます。例えば今回飛ばした機体は20~30分しか充電の持ちがなく、充電頻度が高く、また充電時間が長いことが課題だと感じます。では有線でつなげたドローンを飛ばせばいいと考えられますが、有線ドローンの場合活動範囲が限られ、散布での多くの機会損失を負うことになると考えられます。また、ドローンの音は思いのほか大きく、農薬散布を行う場合は広大な土地で行われる場合が多いです。しかし、配送ドローンなどの場合は市街地近辺を飛行するケースが多いので騒音トラブルの懸念が生まれると考えられます。

最後に世界のドローン市場は2030年までに2,600憶ドルと推定されており、ドローン市場はますます成長が期待されます。今回、先生方にお話を伺ったとき、ドローン産業は競争の激化が懸念されるが、未来は明るいとにこやかに話をされていました。今回の活動を通して、皆さんもドローンの未来やドローンの面白さを実感していただきたく、ドローンをまずは触って動かしてみてはいかがでしょうか。

経済経営学部4年次生 袋井 泰成

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