回顧:2023年海外研修 カンボジア研修
国際コミュニケーション学部心理社会学科 / 2023.12.22 update
2023年8月16日から9月7日、カンボジア研修を実施しました。本研修には、国際コミュニケーション学部国際コミュニケーション学科生11名、心理社会学科生3名が参加しました。
研修中、最貧国州プレアヴィヒア州のスラエム村テチョウ小学校において科学実験教室を開きました。カンボジアでは、教員不足から理科の授業は座学ばかりで実験のような体験から学ぶ授業はないそうです。そこで本学の学生は、王立プノンペン大学外国語学部日本語学科の学生4名とともに科学実験の機会を作りました。
この科学実験教室は、テチョウ小学校の支援をしてきた特定NPO法人 日本カンボジア文化産業振興会の協力により、「プレアヴィヒアにおける科学実験を通じたSTEM教育による児童支援」として在カンボジア日本大使館から日カンボジア友好70周年記念事業の認定を受けました。
下記は、国際コミュニケーション学部心理社会学科3年次生の庄本萌恵さんのレポートです。
【庄本さんのレポート】
私たちのグループでは、風力車の作製とゲームレースを通して風力がもたらす働きを知ってもらう科学実験教室を行いました。
授業では、生徒たちに段ボールとペットボトルのキャップ、画用紙で作った帆を取り付けて、風力車を作ってもらいました。また、ペンやシールなども使い、生徒たちは思い思いのデザインを風力車に施していました。
その後は、うちわで風を送って風力車を動かすグループ対抗レースを開催しました。レースでは、白熱した戦いが繰り広げられ、生徒たちは、自分たちの車をより速く進ませようと一生懸命にうちわで風を送っていました。また、1位でゴールしたグループでは、歓声と共にメンバー同士が飛び上がって喜びを分かち合っていたのがとても印象的でした。
この実験を通して、風力がもたらす働きだけでなく、風力発電など、私たちの身近な場所で風力が使われていることを生徒たちに知ってもらえる機会となりました。今回の科学実験を通して、生徒たちが主体的に科学を体験できる場を提供することができてよかったです。そして、この機会が生徒たちの科学への関心をより深めるきっかけになってくれたら嬉しいです。