薬学臨床系薬理学分野
代替医療薬学・実験治療学研究室

HOKURIKU UNIVERSITY

受験生の皆さんへ-光本教授からのメッセージ-


医療の未来をリードする薬剤師へ

皆さんは,長時間勉強に集中していると疲れを感じませんか? これは緊張状態が続いているために身体が'ストレス'を感じているからです。勉強中に疲れを取ろうとして人によって様々な対処をするでしょう。頭をすっきりさせるためにコーヒーを飲んだり,休息のために一眠りしたり,軽い運動が気分転換に良いと感じている人もいるかもしれません。人は長い間ストレス状態にさらされていると身体に不都合が生じます。例えば,脳からの指令によって副腎という場所からある種のホルモンの分泌が高まり,身体を守る免疫機能が低下してしまいます。疲れがたまると風邪をひきやすくなるのは,正しくこれが原因なのです。先にも述べたように、人は過度のストレスに対して何らかの方法で対処出来ます。これは病気を予防するためにとても重要なことです。 薬の多くは病気を治療するために用いられていますが,病気を予防するためには薬以外の方法も用いられます。それらのほとんどは'代替医療'に含まれるものです。代替医療とは,西洋薬を用いた治療や外科的治療以外の医療手段を指します。東洋医薬学に含まれる漢方薬や鍼はもちろんのこと,最近テレビなどでもしばしば取り上げられている様々な栄養食品や運動,マッサージなども代替医療に含まれます。将来的には薬の専門家である薬剤師が,病気の予防や健康の維持に貢献出来ることが期待されています。そのためには代替医療に関する最新の情報や知識を修得することが必要不可欠になります。

北陸大学では国内薬系大学で唯一、代替医療に関する教育・研究を進める教室を開設しています。本学6年制薬学部において、未来の医療を担う代替医療に精通した薬剤師を目指そうではありませんか! 私達は皆さんがその目標を達成出来るよう常に応援していきます。北陸の街、金沢で共に学びましょう。