研究室紹介
脳神経疾患や精神疾患の予防や治療を目的に,
代替医療アプローチの効果及び作用機序について
科学的に検証していきます。
薬剤師は薬の専門家として疾病の治療に励むだけではなく,広く疾病の予防,健康の維持増進に貢献することが期待されています。また,補完代替医療が急速な勢いで世間一般に浸透しつつあり,病院,薬局,ドラッグストアなどで薬を扱う薬剤師にとってもそれらに対する理解が必要不可欠となってきました。このような背景から代替医療に関する教育・研究を専門に行う代替医療薬学教室が,平成17年4月に国内薬系大学では初めて本学に開設されました。平成22年4月より医療薬学講座に属する光本研究室として生まれ変わり,その後平成31年4月1日付の学部組織改編により薬学臨床系薬理学分野 代替医療薬学・実験治療学研究室としてスタートを切りました。薬学生が将来幅広く医療,健康分野で活躍出来るよう,補完代替医療に関する知識を修得し統合医療に参画できる有能な薬剤師を目指し教育を進めています。
また研究面では代替医療に属する材料・手法の中で脳神経疾患や精神疾患に対して予防的に働くものを見出し,それらの効果を基礎的,科学的に検証していくことを目指します。代替医療的手法として「栄養・運動・ストレス緩和」の三つの柱を中心に脳機能に及ぼす影響とその分子メカニズムを明らかにし,更には脳神経疾患や精神疾患モデルに対する効力評価や分子レベルでの作用メカニズムの解明を通してヒトへの応用が期待出来る基礎的・科学的エビデンスを集積していきます。そして,ここで得られた研究成果を代替医療科学分野における貴重な情報として世界に向けて発信していきます。
ニュース
2024.09.22
2024.07.12
2024.04.02
2024.03.30
2024.03.07