薬学臨床系病態解析学分野 三浦研究室 (金沢骨を守る会)

HOKURIKU UNIVERSITY

ニュース


元共同研究者の竹内正義先生が金沢医科大学より名誉教授の称号を授与(2021.04.20)

元本学薬学部教授で当研究室の共同研究者でもありました竹内正義先生(本学薬学部第2期卒・現 金沢医科大学総合医学研究所先端医療研究領域糖化制御研究分野)が、4月16日に金沢医科大学より名誉教授の称号を授与されましたこの度の授与を心よりお慶び申し上げますとともに、先生の益々のTAGE*研究のご発展をお祈り申し上げます。

*体内では様々なAGEs(糖化最終産物:Advanced Glycation End Products)が、ブドウ糖より生成されることが知られている。特に、ブドウ糖や果糖代謝中間体の3単糖であるグリセルアルデヒドに由来するAGEsは、強い細胞障害性を示すことから、“TAGE(Toxic AGE)”という概念を竹内正義先生が世界で初めて提唱された。TAGEは糖尿病や糖尿病血管合併症の発症・進展に強く関わっているのみならず、非アルコール性脂肪肝炎や心血管疾患、アルツハイマー病、がん、不妊症等の多様な疾患にも関与することが示され、TAGEの影響を抑えることが生活習慣病治療などに必要なことが知られるようになった。本学卒業生でもある竹内正義先生は、AGEs研究の第一人者であり世界的権威として知られている先生です。