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カンボジア研修:地雷処理研修


国際コミュニケーション学部では、8月15日から9月5日までカンボジアで研修を実施しました。本研修には、15名の学生が参加しました。

8月28日、認定特定非営利活動法人 日本地雷処理を支援する会(JMAS)が、日本のODAを使って、バンテアイミアンチェイ州で行っている地雷処理支援について学びました。

下記は、国際コミュニケーション学科4年次生の山本海舞さんのレポートです。

 

【山本さんのレポート】

私たちはJMAS(日本地雷処理を支援する会)の方達を訪問して、実際にカンボジアでの地雷除去の様子を見学させていただきました。

彼らはかつて自衛隊として活躍していた方達で、地雷除去に関する知識を持ち、現在カンボジアの地雷原で現地の方達と協力して地雷除去の支援を行っています。

実際に地雷除去を行う際に、あらかじめ隊員達がミーティングを行い、『その日の進行状況』や『危険と隣り合わせ』だということを毎度肝に銘じ地雷除去に臨んでいます。何年も地雷除去を行なっている隊員達ですが、毎日『初心を忘れずに危機感を持って行なっている』と話していました。

カンボジアにはまだまだ地雷が残っている地域があり、実際に私たちが見学した際にも地雷や不発弾が出てきました。探知機で金属を感知した場合、地道な作業を手作業で行い地雷を除去しています。探知機は金属を感知するため、地雷や不発弾以外のものにも反応してしまいます。そのため、地道な作業を行なっても300回に1回ほどしか地雷は見つかりません。

私たちに馴染みの深いKOMATSUの機械(写真左:対人地雷除去機)も現地で活躍しています。この機械が入ることのできるエリアでははるかに効率よく地雷を除去できるだけでなく、安全性も確保された支援が行えます。

遠いカンボジアで危険な地雷と向き合うJMASの隊員さん達の熱意を間近で感じ、自分にも何かできることはないかと考えさられた貴重な経験になりました。

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