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カンボジア研修:教育ボランティア テチョウ小学校2組担当


国際コミュニケーション学部では、8月15日から9月5日までカンボジアで研修を実施し、15名の学生が参加しました。

研修では、8月19日から24日まで、最貧国州プレアヴィヒア州のスラエム村テチョウ小学校にて科学実験教室を開講しました。カンボジアでは、教員不足から理科の授業は座学ばかりで実験のような体験から学ぶ授業はないそうです。また、体育や音楽の授業もないので、その2教科の授業も担当しました。さらに、日本のことを知ってもらうために、日本語や日本文化の授業も行いました。

研修には王立プノンペン大学外国語学部日本語学科の学生2名も同行し、授業を手伝ってくれました。

下記は、5年生2組を担当した国際コミュニケーション学科3年次生の岩結音さんと國分愛華さんのレポートです。

 

【岩さんのレポート】

私たち2組はスライムを作るといった科学実験、ダンスや歌、日本語などさまざまな分野から授業を行いました。私自身言葉が通じない人たちと交流する機会などほとんどなかったので、その状況の中授業を行うのはとても不安でした。しかし、王立プノンペン大学外国語学部日本語学科のリーホゥさんのサポートもあり、無事に一週間の授業をやりきることができました。

私たちの担当したクラスの子どもたちはみんな意欲的に授業に取り組んでくれて、授業外でも歌を口ずさんでいたり、さっそく覚えた日本語で挨拶したりしてくれました。休憩時間にも子どもたちがカンボジアの遊びや食べ物を教えてくれて、私自身もカンボジアの文化に少し触れることができ、仲も深まったと感じています。教育支援として行った身なのに気づけば私が元気をもらっていたなと思います。

子どもたちの積極的な姿勢、グループのメンバーとリーホゥさんのサポート、多くの人に助けられ、感謝の気持ちでいっぱいです。この一週間の出来事が子どもたちの記憶の片隅に覚えていてくれたら良いなと思います。

 

【國分さんのレポート】

私は、主に日本語や日本文化の授業を担当しました。テチョウ小学校の生徒と、カタカナの発音や、自分の名前の言い方、好きなものの言い方などの自己紹介を一緒に勉強しました。日本語も英語も通じない状況で、日本語や日本文化、それ以外にも実験など、カンボジアの生徒たちと全力で楽しむことができるのかという不安と、授業にもならなかったらどうしようという恐怖が最初はありました。ですが、その不安や恐怖を吹き飛ばすくらい、一つ一つの授業や活動を全力で楽しもうとする子供達の姿を見て、参加して本当に良かったなと心から思うことができました。

ある一人のカンボジアの生徒が、私たちに「将来は、日本語をたくさん勉強して、日本に行きたい。学者になることが夢なんだよっ!」と、キラキラな笑顔で教えてくれたことがありました。そう言われた時に、とても嬉しい気持ちとモヤモヤする気持ちがありました。環境だったり、家庭の仕事を手伝わないといけなかったりなどの理由で、自分の夢を諦める子供達がたくさんいるというのが、カンボジアの実際の現状です。

私は、今回のカンボジア研修で、その子達が「楽しい」と思えることが増えるきっかけを作ることができたのはとても嬉しいし、光栄なことだと思いました。その分、その子達が何も考えずに自分の夢に向かって努力できるような環境が今までよりも整ってほしい、と強く思いました教職課程を履修している私にとって、教育についてしっかりと向き合い、考えることができたのは、とてもいい機会だったと思います。これからの私の将来にも、この経験は必ず生かしたいです。

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