国際コミュニケーション学部3年次開講の「国際協力論」において、国際協力機構（JICA）協力隊セミナーが7月23日JICAの協力により開講されました。セミナーでは、JICA青年海外協力隊支援チーム（協力隊募集支援）の渡辺大介先生と、JICA海外協力隊の帰国隊員を中心に組織されている公益社団法人青年海外協力協会に現在お勤めの林香子先生が登壇されました。

渡辺先生から海外協力隊の業務全般についてご説明を頂いた後、林先生からエクアドルで青少年活動を行った体験談をお話し頂きました。林先生のお話しから、貧困や児童労働などのために学校へ行かしてもらえない子どもの現状や、午前中で授業が終わる中高生が午後にドラックやアルコールに手を出さないように午後に青少年活動を用意することの必要性について教えて頂きました。

本科目は、カンボジア研修の履修指定科目となっており、今夏も研修に参加予定の15名の国際コミュニケーション学科生もセミナーを受講しました。林先生は、エクアドルから帰国後、カンボジアを支援するNGO(公益社団法人セカンドハンド)でご勤務の経験があり、セミナー終了後はカンボジア研修参加者に向けてカンボジア事情についても教えて頂きました。

＊JICAとは、独立行政法人国際協力機構法に基づいて設置された独立行政法人で、開発途上地域の経済及び社会の発展に寄与し、国際協力の促進に資することを目的とした組織。