回顧:2023年海外研修 カンボジア研修
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国際コミュニケーション学科 / 2023.12.26 update

2023年8月16日から9月7日、カンボジア研修を実施しました。本研修には、国際コミュニケーション学部国際コミュニケーション学科生11名、心理社会学科生3名が参加しました。
研修中、認定特定非営利活動法人 日本地雷処理を支援する会(JMAS)が、日本のODAや建機メーカー・コマツから供与された資金を使って、バッタンバン州とバンテアイミアンチェイ州で行っている農業支援について学びました。また特別に、エンジンを停止した機材の乗車体験もさせていただきました。
下記は、国際コミュニケーション学部国際コミュニケーション学科3年次生の出坂美碧さんのレポートです。
【出坂さんのレポート】
この農業支援では、支援の偉大さと難しさを感じました。遠く離れたカンボジアで、コマツの機械が使われており、その機械によって均平化された土地を使い、農業指導を受けている農家さんの田んぼを見に行きました。すると、想像の何百倍も稲が育っており、日本の支援が与えている影響の大きさにとても驚かされました。30m先の均平化されず、指導も受けていない農家さんの田んぼでは、同じ環境で同じ米を育てているのに、全く違うものを育てているようでした。
またJMASの方から話を聞いていく中で、支援を進めて、成果を出すまでにたくさんの困難があったことを教えていただきました。現地の人とのコミュニケーションが必須で、そこから信頼を得ていかないと協力はしてくれないし、実際に支援を続ける事はできない。支援する側の一方的な思いだけではどうにもできないという、難しさを感じました。
この研修を通して、日本の技術や支援が現地の人の生活を支えていることを、身を持って学ぶことができました。