Topics 04
「当たり前」は
当たり前じゃない!

Sato Nanami
ハワイ・パシフィック大学
Q.留学に行こうと思った
きっかけは?

私自身の小さい頃からの夢であり、内気な私の性格を変えるためにも父から勧められていたことで留学を決意しました。

Q.留学先を
決めた理由は?

友達に頼らず1人で挑戦したかったので、あえて北陸大学から行く人が少ないと思ったハワイを選びました。日本では習えない英語での会話の言い回しや自然な発音を習得するため、そして、ハワイの文化にも惹かれました!

Q.日本での学習環境と
留学先との違いは?

まず、英語を必ず使わないといけない環境、そして聴こえてくるもの全てが英語という環境。スピーキングの力をつけるための話す練習(※1)が毎日つらかったけれど、これがすごく自分にとって意義のあることでした。
※1 毎日授業終了時にクラスメイト全員が2人ペアになりその日のテーマについての自分の意見を2分間話す。これをペアを変えながら合計20分間行う。

Q.日本では学べないと
思ったことは何ですか?

自然な英語の発音や、海外を視野にしている人たちの考え方、また、ホストマザーは動物学者、ホストファザーは生物学者だったので、仕事内容やどうしてこの職業を選んだのか、どんな苦労があるのかなど、日本ではなかなか聞けないハワイならではの珍しい話を聞く事ができました。
またある時は、授業で発音の話になった際に、英語ではなく、中国語やベトナム語、ポルトガル語などそれぞれの言語の似ている発音や難しい発音の違いなどをそれぞれ教えあったことがあり、実際に対話して他の国の文化や言語について学べたことは貴重な体験でした。

Q.海外の生活で
苦労したことは?

最初は日本と違う環境に戸惑うこともあったけれど、すぐに慣れることができました。人見知りな性格で英語力が壊滅的になかったので、共通語が英語しかない他の国から来たクラスメイトに話しかけるのは勇気がいりました。

友達になった子やホストマザーは日本のペンが大好きで「どうして日本にはの蛍光ペンやラメ入り、カラーの筆ペンなどたくさん種類のペンがあるの?」と聞かれ、私自身そんな「当たり前」のことを考えたことがなかったと気づかされ「当たり前はない」ことを実感しました。
今まで、そのようなことを聞くことはあっても日本にいるとなかなか実感として感じることは無かったので、実際にハワイに行って様々な外国人の文化と接し自分で体感することで「本当なんだ!」と感じることができました。
そんな小さな気づきから、今まで自分の中にあった価値観は視野が狭いものだと痛感し、私自身の思考の幅がとても広がりました。