専門
- マーケティング
- 消費者心理
- 経験デザイン
主な担当科目
- マーケティング論
- 消費者行動論
- マッケートリサーチ論
所属学会
- 日本マーケティング学会
趣味
- 絵&デザイン
- 食べて寝る
- 生きる
私の考えていること
先の見えない時代を生きる私たちは、不安を感じながらも「今の自分を変えたい」「もっと成長したい」と願う気持ちを持っています。このように、人が新しい自分へと変わっていくプロセスは「変革」と呼ばれ、私の研究の中心テーマでもあります。
最近では、「変わりたい」という気持ちは日々の買い物やサービスの選び方にも表れています。たとえば、ただ便利なものや安いものではなく、「自分らしくいられる」「前向きになれる」ような体験を求める人が増えています。そんな時代に、企業はモノやサービスをただ届けるだけではなく、お客さんの変化や成長を応援する“ガイド”のような存在になることが求められているのです。
私の研究では、人の変革のプロセスと、それを支える企業やコミュニティのあり方について探っています。「変わりたい」と願う誰かのそばに、そっと寄り添えるようなヒントを見つけたいと思っています。
高校生へのメッセージ
「今の自分はいやだ」と感じるとき、それはきっと変革のときです。
「どうなりたいか」「なぜそうなりたいのか」と自分に問い続ける中で、変わるヒントが見えてきます。新しい自分を求める過程の中で、迷いや苦しさもあるけれど、大人になってやっと苦いコーヒーを楽しめるように、その経験もきっと味わい深くなるはずです。どうか、自分だけの理想像を少しずつ描きながら、変革の道を見失わずに歩んでください。
おすすめの本
- C・ライト・ミルズ 『社会学的想像力』筑摩書房 2017年
- L. A. Paul『Transformative Experience』Oxford Univ Pr 2016年
- 安西洋之, 八重樫文『デザインの次に来るもの これからの商品は「意味」を考える』クロスメディア・パブリッシング(インプレス) 2017年