教員紹介

INTRODUCTION OF TEACHERS

梅本 佳子


梅本 佳子

専門

  • 日本文学(近世)
  • 日本語教育

主な担当科目

  • 総合日本語
  • 日本語Ⅰ(文型読解)

所属学会

  • 第二言語習得研究会

趣味

  • お茶をいれること(日本茶、中国茶、紅茶、何でも)
  • 人のお薦めの本を読むこと
  • 街を歩いてみること

私の考えていること

日本語教育を担当しているため、留学生を教えることが多かったのですが、近年日本人学生とも関わる機会が増え、就職活動の相談なども受けるようになりました。教員として、留学生でも日本人学生でも、社会で活躍する人材に育ってほしい気持ちがあります。しかし、教育のあり方によっては、学生を社会や組織にとって都合の良い労働者へと誘導してしまう懸念もあります。教育の目的を、教員自身もよく見つめ直す必要があると感じました。

大学は、社会の仕組みそのものを考えたり、固定観念にとらわれず多くの可能性を探すことができる場所です。どのような専門分野であっても、自身の生きる社会について学び、どのような社会にしていきたいか考えることが大事だと考えています。

高校生へのメッセージ

私たちの社会は10年前に比べ、異なる文化と接する機会が増えました。10年後は更に増えているでしょう。学校や職場、生活環境の中で、異なる文化的背景を持つ相手とどのように共生していくか、学ぶことが大切です。

北陸大学の留学生別科には、多くの外国人留学生が在籍しています。数ある魅力的な国々の中から、日本を選んで来てくれた学生たちです。ぜひ、留学生とコミュニケーションをとってください。視野を広げ、自分の新しい扉を開くよい機会になると思います。

おすすめの本

  • 齊藤幸平『ゼロからの「資本論」』(NHK出版新書)
  • 社会に出てシステムに飲み込まれてしまう前に、この社会のシステムを見通すことができれば、生き方や働き方が変わるかもしれません。

  • 林木林、庄野ナホコ『二番目の悪者』(小さい書房)
  • 私たちは何かについて話すとき、それを本当に知っていて話しているのだろうか?根拠のないストーリーを拡散することに加担していないだろうか?いつもこの本を、心の隅に置いておきたいと思います。

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