専門
- 臨床検査学 (一般検査学、臨床化学、輸血学)
主な担当科目
- 臨床検査総論I・II
- 臨床検査総論実習
- 医用検査機器学
- 地域チーム医療論
- 専門職連携演習
所属学会
- 日本糖尿病学会 (日本糖尿病療養指導士認定機構 理事)
- 日本糖尿病協会 (DM Ensemble編集委員)
- 日本生物試料分析化学会 (評議員)
- 日本臨床衛生検査技師会 (認定制度協議会委員)
- 石川県臨床衛生検査技師会 (常務理事)
- 日本腎臓学会
- 日本輸血細胞治療学会
- 日本臨床検査医学会
- 日本臨床検査自動化学会
趣味
- 家庭菜園
- 料理
- デパ地下探訪
私の考えていること
37年間、一般病院の臨床検査の現場で働いていました。春、新人が入ってくると時々、返答に困るような視点での質問が飛んできます。日々の業務に追われていると、どうしても慣れやマンネリで「なぜ、どうして?」という自分の中での問いかけが姿を消してしまいます。医療の世界は日進月歩、「なぜ、どうして?」がすべての出発点です。ところが、専門知識の習得だけに専念させても、なかなかイノベーションは起きてきません。
池上彰さんのことばに「すぐに役立つことは、すぐに役立たなくなる」、「すぐに役立たないことを学んでおけばずっと役立つ」があります。無数の学問に触れながら、自分の人生にとって重要なものを生み出すプロセスが重要であるということでしょうか。大学というこれまでと異なる環境の中で、これまでの経験からいろいろな視点での授業をすることで若き人々に何か伝えればと思っています。人生の後半がこれから始まります。
高校生へのメッセージ
自分の「からだ」のこと、どこまで知っていますか。自分のことは自分が一番よく知っていると思っていませんか。では質問です。「あなたの頭と首と胴の境はどこ?」
臨床検査学は体の構造や機能を細かく調べ、いつもはどのような状態であるかを知ることで病気の時の変化を見つける研究をする学問です。
いつも身近にある体の世界に臨床検査を通じて覗いてみませんか。きっと命の大切さが見えてきます。
おすすめの本
- 解剖学教室へようこそ 養老孟司 (ちくま文庫)
- 「気づき」の力 柳田邦男 (新潮社)
- 人生は服、次第。 政近準子 (宝島社)