専門
- 日本語教育
主な担当科目
- 日本語学概論
- 日本語学特講
- 日本語Ⅰ(プレゼンテーション)
- 卒業研究
- ゼミナール
所属学会
- 日本語教育学会
- 留学生教育学会
- 日本語プロフィシェンシー研究会
- CAJLE - Canadian Association for Japanese Language Education
趣味
- 旅行
- 登山
- ハンティング
- 薪割り
私の考えていること
ふと、「自分は何人かな」と考えるときがある。両親は日本人だし、日本で生まれて、日本のパスポートを持っている。しかし、自信を持って、「私は日本人です」と答えられない。
アメリカ、オーストラリアでの学生生活、中国での教員生活、バックバッカーとして世界放浪をした経験がある。そして、日々、留学生と接しているから、こんなことを考えるのではないだろうか。
本屋に行くと、さまざまな国や民族についての本がある。そこには、日本人との違いが書いてある。しかし、世界のいろいろな人、いろいろな民族に出会ったが、そこでは、「違い」より「共通」のほうが多かった。楽しい時は笑って、悲しい時には泣いて、また、ある時は自分の思い通りにならなくて、怒る。子供がけがをしたら心配するし、親には感謝する。
人種や言語を越えて人と人は分かり合えるはずなのに、国籍が仲良くする邪魔をしている。「日本人」というのは僕が決めたものではなく、日本政府が勝手に決めた。だから、僕はこう答えたい。「僕は日本で生まれた地球人、地球人として生きる。」
高校生へのメッセージ
「国際人」という言葉がよくつかわれています。しかし、「国際人とは何ですか」という質問にはなかなか答えられない気がします。外国語ができることは国際人になるための一つの方法で絶対条件ではないと思います。北陸大学には、その答えを見つける機会がたくさんあります。ぜひ、「真の国際人」とは何かということを北陸大学で発見してください。
おすすめの本
- 野田知佑『旅へ』文藝春秋
- 杉本良夫 『日本人をやめられますか』朝日新聞出版
- 辰濃和男『ぼんやりの時間』岩波新書