大谷 鉄平
専門
- 社会言語学(メディアとことば、ことばとマーケティング)
- 言語思想・言語哲学
主な担当科目
- 卒業研究
- 日本語学特講
- 日本語教育学概論
- 言語学入門
所属学会
- 日本比較文化学会(日本、九州支部副事務局長)
- 日本語学会(日本)
- 社会言語科学会(日本)
- 日本エドワード・サピア協会(日本)
- 韓国日本文化学会(韓国、編集理事)
- 韓国日本語文学会(韓国)
- 韓国日本語学会(韓国)
- 韓国日語日文学会(韓国)
趣味
- ネトゲ(=オンラインゲーム)
- アニメ鑑賞
私の考えていること
ふだん、メディアから得る言語情報には、「これってどうなんだろう?」と思いながらゆっくりと考え、解釈しています。匿名掲示板のスレッドでも、「発信者の『本当に』言いたいことはなんだろう」と、じっくり考えます。また、「今、話題の〇〇」「あの△△も大注目の××」などの文言には、裏のメッセージとしての「広告」を嗅ぎ取ることもできます。言語情報の受信者において、ことばの意味とは、意味論的意味と語用論的意味の総和だと思います。
一方、オンラインショップで「残り1点」などと表示されると、慌てて「購入」ボタンをクリックしそうになる自分もいます。このような行動の背景はなんだろう、ということについて、日々、格闘しています。
僕の専門は言語学ですが、日々使われることばには、社会や文化、メディアなどとの相互的な影響性があると考えます。この点について、記述的な成果を出すことが、現時点での目標です。
高校生へのメッセージ
「デジタルネイティヴ(ブ)」という単語をご存じですか?端的には、「生まれた時にweb環境が整っている世代」で、皆さんを指します。大学は、「それ以前の世代(僕は、少し上の世代で『テレビ世代』と呼ばれます)」の人々と今まで以上に交流することで、新たな発見ができる場所です。互いに教え合い、教わり合いましょう!
おすすめの本
- エドワード・サピア(安藤貞雄訳)『言語』岩波書店、1998年
- 今井邦彦 西山佑司『ことばの意味とはなんだろう』岩波書店、2012年
- 松井剛『ことばとマーケティング』碩学舎、2013年