専門
- 発達障害
- コミュニケーション支援
主な担当科目
- 障害者・障害児心理学
- 学習・言語心理学
- 公認心理師の職責
所属学会
- 日本LD学会
- 日本特殊教育学会
- 日本発達心理学会
趣味
- 美術鑑賞
- 旅行
私の考えていること
障害については2つの考え方があります。医学モデルと社会モデルです。医学モデルは、障害は個人の心身機能が原因であるという考え方です。したがって、リハビリなどによる障害のある人の努力や訓練が重要だとします。それに対して、社会モデルは、障害は障害のない人を前提に作られた社会の仕組みに原因があるという考え方です。この考え方では、社会が障害を作り出しているから、それを解消するのは社会の責務と考え、私達全員の問題とします。私も、社会モデルを基本にして、どうすれば障害などがある人などのマイノリティーが暮らしやすい社会を作ることができるのかを考えて、自分ができる研究と臨床をしています。
高校生へのメッセージ
希望学という、社会学の枠組みで希望を研究する学問があります。その希望学は、希望があると答える大人には4つの特徴があったことを教えてくれています。その4つの特徴の内の1つに、「挫折した経験がある」があります。大学生である期間は、失敗することが許された期間です。皆さんも、大学生になったら、挑戦をして挫折し、そこから立ち上がり、希望のある大人になってください。応援します。
おすすめの本
- アルジャーノンに花束を ダニエル・キイス著 小尾芙佐訳 早川書房 2015年
- ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー ブレイディみかこ 新潮文庫 2021年