専門
- 農業経済学
- 農学史
- 科学社会学
主な担当科目
- 専門ゼミナール
- 経済学入門
- キャリアデザイン
- マネジメント実践講座
所属学会
- 日本農業経済学会
- 科学技術社会論学会
- 国際二宮尊徳思想学会
- British Agricultural History Society
趣味
- 散歩
- 読書
私の考えていること
長年、農業経済を対象にして教育研究に携わってきました。そこで痛切に感じることは、日本における農業と高等教育はきわめて似ているということです。いささか極端な意見かもしれませんが、たとえば、政策面において、カネで誘導する、本人の意思を半ば無視し強制的にやらせる、目的と手段が合致していない、などです。日本の農業も高等教育も決して順調な歩みとはいえない状況が、それを端的に物語っています。農業も高等教育も現場では模索が続いていますが、今のところ決め手はないようです。しかし、本質は明らかです。農業も高等教育も意欲をもって臨めば、道は拓けるということです。
これは農業や高等教育に限られたことではありません。不安定で激動する時代において閉塞感を打ち破るには、何よりも意欲をもって物事に挑戦することが求められていると思います。もっとも、やる気があったとしても、失敗することはあります。しかし、その失敗を糧にすることによって、さらに成長できます。成長できるはずだと思う信念をもつことも必要です。
高校生へのメッセージ
スマホやゲームと同じように、自分が夢中になれることを見つけて下さい。大学は勉学や課外活動に励む場ですが、何かひとつでも意欲的に取り組めることを見つければ、毎日が楽しく、元気が湧いてきます。それが就職やパートナー探しにつながれば、将来、充実した日々を送ることができます。
おすすめの本
- シュムペーター『経済発展の理論』岩波文庫、1993年
- テツオ・ナジタ『相互扶助の経済―無尽講・報徳の民衆史』みすず書房、2022年
- シェリー・タークル『一緒にいてもスマホ―SNSとFTF』青土社、2017年