教員紹介

INTRODUCTION OF TEACHERS

要 衛


要 衛

専門

  • 有機化学

主な担当科目

  • 有機化学系実習
  • (留年生向け特別補講)
  • (4年次留年生補講)

所属学会

  • 日本薬学会

趣味

  • つり
  • バイク
  • 野球

私の考えていること

薬学部は6年制がスタートして、年数的に医学部と同じになった。薬剤師はこれまで以上に薬に関する分野での活躍が期待されている。薬学部及び医学部は医療について学ぶ学部であるが、薬学と医学部での大きな違いは、薬学では薬を中心にした学問であり、薬の化学構造や性質についても詳しく学べることと考えている(基礎化学)。薬学出身者活躍の場は、製薬会社(研究、開発、MR)、食品関連企業、大学、公務員、病院、薬局など幅広い。薬を扱うプロフェッショナル(薬剤師)には、化学名、薬理効果、用法用量のみならず、化学構造からその性質(溶解性・安定性)や薬物相互作用を考えられなければいけないと思っている。そのための化学的基礎知識を伝えるべく、実習で学生に接しているつもりである。日本は、大国とは違い資源がほとんどなく、残念ながらこれを輸入し、加工した後、輸出することで成り立っている生産技術立国の一つである。原料と製品価値の差が大きいものの代表として薬が挙げられる。薬学を携わる一人として、新たな反応(合成法)や新規で有用な化合物を見つけることに貢献(化学者育成及び研究)できればと考えている。

高校生へのメッセージ

自分が若い頃、恩師から「若い時は手足を動かし、頭を働かせ、その後(年をとったら)は人を動かせ」と学んだ。自分から高校生には大学に入ったら「若い時にはいろんな事に興味を持ち、なぜそのようになるのか?と何事にも疑問を持ち考えてほしい」と伝えたい。高校の化学では実験事実を丸暗記して試験に臨んだ人が多いと思います。大学で学ぶ科目は、その実験事実を理論化して体系されたものを学びます。ここで、一つの山があり、多くの学生が悩んでいるようです。それぞれの科目は密接に関係しているので、初めに学ぶ基礎的事項をしっかりと習得することを勧めます。

おすすめの本

  • 『人を動かす』 デール カーネギー
  • 『化学者たちの感動の瞬間―興奮に満ちた51の発見物語』 (単行本) 有機合成化学協会 (編集)

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