専門
- 道徳教育 キャリア教育
- 教育思想
- 教育社会学
主な担当科目
- 道徳教育論
- 教職論
- 生徒指導・進路指導論
- 教職実践演習など
所属学会
- 日本道徳教育学会
- 日本道徳教育方法学会
- 日本教育社会学会
- 教育思想史学会
趣味
- 古書店巡り
- 野球観戦
私の考えていること
「守・破・離」古くから日本にある言葉です。「守」は師の教えを忠実に守り、作法や技法を身に付ける段階で、「破」は「守」で身に付けた型や技にさらに磨きをかけながら自身の個性を創造する段階です。そして「離」は「破」の段階での思索を前進させることで独自の新しい道を確立する最終段階です。このように「守・破・離」には『人生における指南書』としての意味があります。梨園の世界では、幼少の頃から芸の型を徹底的に叩き込まれます。そして独自の芸を確立するために日々、精進を重ねます。当然、困難や挫折を伴いますが、それらを乗り越えて自身の芸を確立した時に文字通り“千両役者”として世間から認められる存在となります。これが“型破り”です。型破りという言葉は個性という言葉と同義であると解釈できます。すなわち、自らの個性を磨くための第一歩は型の修得にあるということであり、基礎基本の修得こそが自らの個性を確立する第一歩だということに気付かされます。“生きていく”ということについて、白髪を鏡で見ながら、つらつら考える毎日です。
高校生へのメッセージ
「すぐ役立つことはすぐに役立たなくなる。本気でのめり込んだものは人生を豊かにする」これは、ある伝説の教師の言葉です。多くの卒業生は、彼の“遅読授業”から学ぶことの奥深さを教わりました。のめり込むということは学ぶということです。本学で学びと人生との関わりについて深く考えてみませんか。
おすすめの本
- 施光恒 著 『本当に日本人は流されやすいのか』 角川新書
- 司馬遼太郎 著 『竜馬がゆく』 文春文庫
- 榎本博明 著 『「みっともない」と日本人』 日経プレミアシリーズ