オープンエデュケーション

OPEN EDUCATION

薬学部
チーム基盤型学習(TBL)のためのwebテスト作成・実施システム
"Instant Feedback Test Creator"


木藤 聡一 教授 (2023/01/23掲載、2024/11/25改訂)

 チーム基盤型学習(TBL)は、近年多くの教育機関で導入されるようになりました。TBLは「予習」→「準備確認テスト(IRAT、GRAT)」→「学習内容の応用」の順で進行します。このうち、グループで議論して多肢選択式テストの解答を導くGRAT(TRATとも呼ばれる)では、解答用紙として「スクラッチカード」を使用するのが一般的とされています。GRATの解答用紙としてマークシートを使用した場合、グループで議論して選択した解答の正誤がその場では不明であり、誤肢を選択していても議論がそのまま終了してしまいます。それに対してスクラッチカードを使用すれば、選択した解答の正誤がシールを削ることで即時にフィードバックされるため、議論の誤りに気づくことが可能となり、正解に達するまで新たな肢を選択し直しながら議論を深められるメリットがあります。しかし、紙ベースによるスクラッチカードの作成には、労力と費用がかかる点が問題でした。
 そこで、紙ベースでなくweb上から、誰でも簡単に、スクラッチカード方式で解答可能なテストの作成・実施・採点・集計・出力ができるシステム “Instant Feedback Test Creator” を製作しました。全国の教育機関でTBLを導入する方々にも広く利用して頂きたく思っています。

登録フォームに氏名・所属・連絡先等を入力して頂くことで、本テストシステムのURLとその ID・パスワードをメールでお送りさせて頂きます。