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薬学部
薬学科
FACULTY OF PHARMACEUTICAL SCIENCES

環境の変化と広がる役割に対応し、
豊かな人間性も備えた薬剤師へ。

薬剤師は、薬の性質を正確に把握して利用する科学者であると同時に、人々を病から救う医療人でもあります。それゆえに、患者さんに寄り添う人としての倫理観や優しさを身につける必要がありますし、超高齢化社会を迎えた現在では、健康をサポートする身近な相談相手としても期待されています。薬学部・薬学科では、薬に関する膨大な知識や医療技術、臨床現場におけるコミュニケーション能力など順を追って学び、確実に身につけていきます。学問は本来面白いものですが、薬学が生命に直結する“実学”である以上、その学習の過程は必ずしも楽しいだけではありません。しかし、長いと感じるかもしれない6年間の薬学部における大学生活は、必ず充実したものとなるはずです。薬学を志す皆さんには、創立42年目を迎えた本学薬学部において、私達とともに学び、医療を担うにふさわしい薬剤師として社会に貢献していただくことを願っています。

学びのポイント

  • 患者と地域が求める薬剤師の養成

    北陸大学薬学部は、卒業後に薬剤師国家試験の受験資格が得られる6年制の薬学部。環境の変化と広がる役割に対応する次代を担う薬剤師を養成します。

  • 学びと実習で培う確かな実践力

    基礎学力の確立から専門知識の修得まで、幅広いプログラムで学生一人ひとりの学びを徹底支援。充実した実習で、臨床の現場で役立つ実践力を身につけます。

  • 人間性豊かな医療人の育成

    高度な専門知識や技能に加え、医療人として欠かすことのできない高い倫理観と使命感を持った、人間性豊かな薬剤師を育成します。

  • 西洋と東洋の医薬学の融合

    開学当初から西洋医薬学と東洋医薬学の融合に注目し、中国や韓国などで海外研修を行っています。多彩な体験を通して広い視野を持った薬剤師を育成します。

就職のポイント

薬剤師の国家試験合格率

学生が主体的に取り組み、理解を深める教育スタイルが、高い合格率につながっています。

薬剤師への信頼感、将来的な役割・需要の高まり

医療の高度化に伴う「チーム医療」の推進や、社会の高齢化に対応する「地域包括ケアシステム」の構築を背景に、薬剤師の需要は依然高く、多くの求人があります。在宅医療やかかりつけ薬局の推進により、薬剤師の活躍するフィールドはさらに広がっています。

40年を超える伝統に裏付けられた薬剤師養成実績。北陸では薬剤師の約4割が本学の卒業生で、医療の現場で大きなネットワークを構築しています。

本学薬学部 有効求人倍率

求人は例年安定しています。学内合同企業説明会をはじめ病院や企業によるセミナーも開催。個別の業界セミナーも随時実施し、就職活動をサポートしています。

平成28年度卒業生の進路状況

地域が求める調剤薬局・ドラッグストア

地域に密着した身近な医療人として活躍できる職場。健康サポート薬局におけるセルフメディケーションの支援など、幅広い活躍が期待されます。

幅広い将来の選択肢と就職支援

卒業生の就職先は病院、調剤薬局・ドラッグストア・製薬会社などの企業、公務員と幅広く、多様な将来の選択肢を持つことができます。また就職支援では、就職委員をはじめ教職員が学生一人ひとりの適性や希望をふまえ、きめ細やかなマッチングとサポートを行います。

6年間の学び

努力してこそ得ることができる
薬剤師として輝く未来。

  • 1年次

    医療人としての自覚を持ち、
    幅広い教養と薬学の基礎を学ぶ。

  • 2年次

    薬学の基礎をさらに強化し、
    実習を通して理解を深める。

  • 3年次

    医療系科目を中心に、
    確かな実践力を身につける。

  • 4年次

    専門性をさらに高め、実務実習に必要な知識・技能・態度を身につける。

4年間の学修を評価する全国統一の「薬学共用試験」

CBT(Computer-Based Testing)

コンピュータを用いた多肢選択形式の試験で、実務実習に必要な基礎知識を理解しているかが問われます。北陸大学では、「PESS(モバイル学習システム)」を導入し自習できるほか、定期的な実力試験も実施しています。

OSCE(Objective Structured Clinical Examination)

薬剤師としての基本的な技能や態度を客観的に評価する試験で、病院や薬局等の臨床現場をシミュレートした内容です。試験内容には、「患者・来客者応対」「薬剤の調製」「調剤監査」「無菌操作の実践」「情報の提供」の5つの領域があります。

  • 5年次

    病院・薬局での実務実習により、医療現場に必要な力を身につける。
    卒業研究に取り組み、希望の分野で卒業研究テーマを追求し、科学的な根拠に基づく問題解決能力を修得する。

  • 6年次

    基礎・専門・臨床を融合させ、卒業研究を完成させる。
    卒業に向けて、知識・技能・態度の総合的な向上を図る。

薬剤師国家試験・合格基準

厚生労働省の管轄のもと6年制薬学教育を修め受験することを原則とし、2日にわたり「物理・化学・生物」「衛生」「薬理」「薬剤」「病態・薬物治療」「法規・制度・倫理」「実務」の7科目から出題される345問を解答します。
〈合格基準〉以下のすべてを満たすこと。

  1. 問題の難易を補正して得た総得点について、平均点と標準 偏差を用いた相対基準により設定した得点以上であること。
  2. 必須問題について、全問題への配点の70%以上で、かつ、 構成する各科目の得点がそれぞれ配点の30%以上であること。
薬学教育の学びの柱 薬学教育モデル・コアカリキュラム

医療技術や医薬品の著しい進歩に伴い、薬剤師の職能にもこれまで以上の高度な知識と実践的な技能や態度が求められるようになりました。これに対して6年制薬学教育では薬剤師に必要な知識、技能及び態度を含め文部科学省が定めた「薬学教育モデル・コアカリキュラム」を学びの柱としています。コアカリキュラムは、全国の6年制薬学教育におけるガイドラインであり、学習成果基盤型教育の考え方に基づき、卒業時に必要とされる薬剤師としての基本的な資質を身につけるために必要な学習を体系的に行う教育です。北陸大学ではこの「薬学教育モデル・コアカリキュラム」に大学独自のカリキュラムを融合させた授業を展開しています。

学びの流れ

1年次

医療人としての自覚を持ち、幅広い教養と薬学の基礎を学ぶ。

薬学入門

医療と薬学の歴史、薬剤師の職能と社会的使命について学び、薬剤師としての使命感を身につける。

化学・生物学・物理学

薬学の専門知識の土台をつくるため、基礎を固める。

有機化学・無機化学

化学物質を理解するために、化合物の構造、性質等について学ぶ。

物理化学

物質の物理的性質を理解するために、原子・分子の構造、熱力学、反応速度論等の基本的事項を学ぶ。

生化学

生命現象を細胞レベル、分子レベルで理解するため、細胞の成り立ち、構造、機能について学ぶ。

薬用植物学

医薬品として利用される自然界に存在する物質について学ぶ。

※履修科目は一例であり、主な科目のみ記載しています。

2年次

薬学の基礎をさらに強化し、実習を通して理解を深める。

薬理学

医薬品の作用するしくみを理解するため、化学構造と薬効等について学ぶ。

機能形態学

人体の成り立ちを理解するため、人体の構造、機能、調節に関する基本的事項を学ぶ。

病態生理学

身体の病的変化から疾病を推測できるように、代表的な症候、病態・臨床検査について学ぶ。

環境健康学

人々の健康増進、公衆衛生の向上に貢献するため、現代社会における疾病と予防、栄養と健康について学ぶ。

分析化学

化学物質の分析法の原理や応用について学ぶ。

微生物学

病原微生物に関する基本的な事項を学ぶ。

※履修科目は一例であり、主な科目のみ記載しています。

3年次

医療系科目が増え、実験や実習で実践的な力を身につける。

薬剤学

薬物の体内動態を理解し、個々の患者の投与設計をするため、薬物の体内動態と解析に関する基本的知識を修得する。

薬物治療学

代表的な疾患とその症状、それらに対する治療方法や使用する薬物、 患者情報に応じた薬の選択をするための知識を学ぶ。

衛生化学

食生活が健康に与える影響を科学的に理解するため、栄養と食品機能、食品衛生、地球生態系や生活環境と健康との関わり等について学ぶ。

人間学

生命・医療に係る倫理観を身につけ、医療の担い手としての感性を養う。

医薬品開発論

医薬品の開発から承認までのプロセス、医薬品と医療の経済性について学ぶ。

薬学英語・医療英語

専門的な文献や論文を読み解くために必要な英語を学ぶ。

※履修科目は一例であり、主な科目のみ記載しています。

4年次

専門性をさらに高め、実務実習に必要な知識・技能・態度を身につける。

医療薬学

地域の保健、医療、福祉、薬局及び薬剤師の役割を理解し、連携体制、地域包括ケア、在宅医療、学校薬剤師、災害時の薬局の役割について学ぶ。

薬事関係法規・制度

保健・医療・福祉に係る法規範・制度を学ぶ。

実務事前学習

臨床現場で必要な心構えと態度を学び、技能を習得する。

4年間の学修を評価する「薬学共用試験」

5年次からの実務実習に必要な知識と技能・態度が身についているかを評価する全国の大学で統一された試験。
4年次の終わりに知識を評価するCBTと技能・態度を評価するOSCE を受験し、一定の基準をクリアすることが必要です。

※履修科目は一例であり、主な科目のみ記載しています。

5年次

病院・薬局での実務実習により、医療現場に必要な力を身につける。
卒業研究に取り組み、論理的思考力と創造的精神力を養う。

総合薬学研究(卒業研究)

研究室に所属して卒業研究に取り組み、問題発見・解決能力を身につけ、現象を客観的に捉える観察眼と論理的な思考力、新たな課題にチャレンジする創造的精神を養います。研究の過程では、法規範を遵守して取り組むことの大切さを学び、知識や技能を総合的に活用する力とともに、プレゼンテーションの方法と論文のまとめ方を学びます。

病院実習(2.5カ月)

指導薬剤師のもと、調剤業務や病棟業務等に参加します。病棟ではベッドサイドでの服薬指導、医師や看護師、他の医療職が連携して行うチーム医療を学びます。

薬局実習(2.5カ月)

指導薬剤師のもと、医師の処方せんに基づいた調剤や患者さんへの服薬指導を行います。在宅医療や介護等の地域におけるチーム医療への参画についても学びます。

実習先医療機関(例)

石川県 金沢医科大学病院 / 金沢大学附属病院 / 金沢医療センター / てまり薬局 / はなの木薬局 / あおぞら薬局 等
富山県 富山大学附属病院 / 富山赤十字病院 / 富山労災病院 / 富山県立中央病院/あすか薬局 / チューリップ薬局 等
福井県 福井大学医学部附属病院 / 福井厚生病院 / 福井県済生会病院 / エンゼル調剤薬局 / 水仙薬局 等

6年次

基礎・専門・臨床を融合させ、総合薬学研究を完成させる。
卒業に向けて、知識・技能、態度の総合的な向上を図る。

総合薬学演習

多様かつ複雑な医療現場において、薬剤師がチーム医療の一員として真に役割を果たすために必要な力を6年間の総まとめとして総合薬学演習で養います。

薬剤師国家試験

厚生労働省の管轄のもと6年制薬学教育を修め受験することを原則とし、2日にわたり「物理・化学・生物」「衛生」「薬理」「薬剤」「病態・薬物治療」「法規・制度・倫理」「実務」の7科目から出題される345問を解答します。

教育ポリシー

○学位授与方針 (DP:ディプロマ・ポリシー)

 人材養成の目的に沿って、以下の要件を満たし、所定の単位を修得した者に、学士(薬学)の学位を
 授与する。

(1) 医療人としての倫理観を身につけていること
(2) 医療の一翼を担う人材として、確かな知識・技能、コミュニケーション力を身につけていること
(3) 諸問題の解決に向けて、修得した知識・技能等を実践的に活用できること

○教育課程編成方針 (CP:カリキュラム・ポリシー)

 「薬学教育モデル・コアカリキュラム」及び「実務実習モデル・コアカリキュラム」に準拠した教育を行うとと
 もに、以下のとおり幅広く深い教養及び総合的な判断力を培い、医療人としての豊かな人間力を育てること
 を第一とした薬学教育を行う。

(1) 医療人としての自覚と人間性(倫理観、使命感、責任感)を持ち、人としての優しさや思いやりの
  心、豊かな人間力を育てるための教養教育を行う。
(2) 薬を理解するために、最新の科学に基づいた薬学教育を行う
(3) 全人的な医療を目指す統合医療に精通した医療人を養成するため、西洋医薬学と東洋医薬学の正確な
  知識・技能を培う教育を行う。
(4) 実践的な能力を持つ薬剤師を育成するための薬学教育を行う。
(5) コース別科目「高度医療薬剤師演習」「東洋医薬学演習」「健康医療薬学演習」を設け、各自の
  進路に応じた高度な演習を行う。
(6) 科学的根拠に基づいた問題解決能力を養うため、各研究室に学生を配属し、研究課題を通して、少
  人数による総合薬学研究を行う。
(7) 薬剤師として必要な知識・技能、態度を総合して発揮できるよう総合薬学演習を行う。

○入学者受入方針 (AP:アドミッション・ポリシー)

 人材養成の目的を達成するために主体性をもって勉学に励むことができる以下のような学生を広く求める。

(1) 自然や生命への強い関心と探究心を持つ人
(2) 人を思いやる心と協調性を持って取り組むことができる人
(3) 薬剤師として医療福祉や健康増進に国内外で貢献したいという熱意のある人
(4) 何事にも積極的に取り組むことができる人