薬学部 薬学科

HOKURIKU UNIVERSITY

よくあるご質問を
Q&A形式でまとめました


学生生活、学費・奨学金について

  • キャンパスへのアクセスについて教えてください。
    • 本学には、本部、経済経営学部、国際コミュニケーション学部、医療保健学部のある「太陽が丘キャンパス」と薬学部のある「薬学キャンパス」の2つのキャンパスがあります。
      キャンパスへの所要時間は、JR金沢駅から北陸鉄道バスを利用した場合、「太陽が丘キャンパス」には約30分、「薬学キャンパス」には約35分で、車をご利用の場合は、北陸自動車道金沢森本I.Cから金沢外環状道路(山側環状)経由で約20分、金沢東I.Cから約25分、金沢西I.Cから約30分となります。
      両キャンパスは金沢市郊外の自然豊かな環境に立地し、兼六園や片町・香林坊などの金沢市中心部にも車で約15分の距離にあり、交通の便は良好です。両キャンパス間の距離は約3.5㎞で、シャトルバスが1日約30本往復し、無料で利用できます。
      交通アクセス
  • 通学にはどのような方法がありますか。
    • 交通事故防止の観点から公共交通機関での通学を基本としており、本学行きバスの便数を十分に確保しています。バス通学推奨の一環として、定期乗車券を利用して通学する学生に対し、対象区間の一部を支給する「バス通学推進奨励金」制度を設けています。また、3年次生以上の学生には、安全運転講習の受講を義務づけた上で、自動車通学を認めています。
  • 学生寮での生活はどのような感じですか。
    • 本学の学生寮として、「ドームひまわりの家」があります。寮から薬学キャンパスまでは無料のシャトルバスが毎日運行していますので、通学にも便利です。
      朝夕は栄養バランスのとれたおいしい食事付き、3重のセキュリティシステム、セキュリティカードによる男女別フロア制など、安心して学生生活をお過ごしいただける環境です。
      寮生は北海道から沖縄まで全国から出身者がおり、季節毎のイベントや、先輩や他学部生と気軽な交流ができる「ひまわり塾」を開催するなどアットホームな雰囲気です。
      「ひまわり塾」には予備校講師による専門的な講座、相談会などもあり、学習面でのサポートも受けることができます。
      学生寮
  • クラブ・同好会活動について教えてください。
    • 本学には、全国レベルの大会に毎年出場し、プロ選手も輩出する強化クラブを始めとしたスポーツ系、学術系、文化系、音楽系などの全49団体があり、複数のクラブ・同好会を掛け持ちする学生もいます。クラブ・同好会に参加することで、学科や学年を越えた一生の仲間と出会え、キャンパスライフを充実したものにすることができます。
      クラブ&同好会
  • 男女比はどのくらいですか。
    • 薬学部全学年計で男子39%、女子61%で女子が多いです。なお、全学生の合計では男子55%、女子45%となっています(2021年5月1日現在)。
  • 学費を教えてください。
    • 2021年度入学生の学費は、年額で1,950,000円(授業料1,450,000円、教育充実費500,000円)です。このほか、入学時のみ入学金として別途200,000円が必要になります。
  • 在学生対象の奨学金について教えてください。
    • 修学意欲の向上、学業成就及び成績向上、併せて国際的視野を養成することにより、有為な人材を育成することを目的として、次のとおり本学独自の奨学金制度を備えています。
      ・特別奨励金 ・留学生特別奨学金 ・資格取得奨励金 ・留学助成金
      ・国際交流研修助成金 ・経済支援奨学金 ・一般奨学金(無利子貸与)
      ・バス通学推進奨励金
      在学生を対象にした奨学金や助成制度
  • 在学中に家計が急変した場合、奨学金を受けることができますか。
    • 生計維持者が失職・破産・会社の倒産・病気・死亡等、また風水害により家計が急変したため、緊急に奨学金の必要が生じた学生を対象に100万円(限度額)を貸与する「緊急奨学金」を設けています。その他、日本学生支援機構や地方自治体の奨学金制度がありますので、薬学学務課に相談して下さい。
  • 企業等奨学金とは何ですか。
    • 薬剤師を目指す学生を対象に、薬局等を運営する企業や薬局を備える病院等が募集する奨学金のことです。受給資格や条件、金額、給付・貸与の種別等については様々ですが、卒業後、その病院や薬局等で薬剤師として一定期間勤務することにより、一部または全額の返済が免除されるものも多くあります。本学独自の奨学金や日本学生支援機構の制度などと組み合わせて有効活用することで、学費負担を軽減し、学生生活の充実を図ることができます。

学部・学科での学修について(授業・試験等)

  • 学部(学科)の特徴は何ですか。具体的に何を学ぶのでしょうか。
    • 本学薬学部では、専門知識と技能に加え、患者に寄りそえる人としての優しさや倫理観、使命感など、医療人として欠かすことのできない人間性の醸成に注力しています。臨床現場で実践的な能力を発揮できる薬剤師を養成するため、入学直後から6年間を学び抜く基礎学力を徹底的に養うとともに、段階的に医療人としての教養、専門知識を身につけます。独自の授業である「医療人」や姉妹校・金沢医科大学との連携教育により、各医療現場の第一線で活躍されている医療人の方々を講師として招き、他職種連携やチーム医療を理解します。
  • 学部(学科)で学ぶ上で高校時代に取り組んでおいた方がいいことはありますか。
    • 入学後においても継続的な勉強の習慣や、多角的に物事を考えることができる力が必要となりますので、推薦入試などで早めに入学が決まった場合でも、大学入学共通テストの受験を目指した勉強をしておくと、入学後の勉学にもスムーズに移行できると思います。薬学部では薬学の知識・技能だけではなく、人の命に関わる薬を扱う専門家として、倫理観、使命感、責任感を持ち、コミュニケーション能力、研究能力、次世代の人材を育成する教育能力などの実務的能力から、人としての優しさや思いやりの心など、机上の学習だけでは得られない豊かな人間性を身につけることが求められます。そのため、例えば、部活動や総合的な学習の時間などを通して様々な人と関わる中でコミュニケーション能力を身につけたり、海外体験を通してグローバルな視点を身につけるなど、感性豊かな時期にしかできないことにチャレンジすることも良いと思います。
  • 一日の生活サイクルを教えてください。
    • 時間割は学年により異なりますが、9:15から1限目が始まり、午前と午後それぞれ2つの授業が行われ、5限目には補講が行われる場合があります。また2年次からは週3回午後は実習が行われ、授業で学んだ知識を実習を通してより深く理解していきます。
  • ゼミや研究室について教えてください。
    • 1年次に薬学部での6年間の学びの基盤となるスチューデントスキルおよびスタディスキルを修得することを目的とした「基礎ゼミⅠ」、2年次に基礎ゼミⅠの発展コースである「基礎ゼミⅡ」を履修し、薬剤師としてチーム医療及び地域の保健・医療に参画する上で必要な基礎的能力とコミュニケーション能力を身につけます。
      5年次には卒業研究に取り組むため、希望の研究室(分野)で卒業研究のテーマを追求し、科学的な根拠に基づく問題解決能力を修得します。6年次では、基礎・専門・臨床を融合させ、卒業研究を完成させます。
  • テストはどのくらいの頻度で行われますか。
    • 前・後期の2学期制で、ほとんどの科目は学期末に定期試験があります。薬学部の科目は試験前に勉強を始めても間に合わないので、学んだことはその日のうち(最低でもその週のうち)に理解しておくこと、日々継続して学修することが大切です。また、科目によっては随時小テストが行われる場合もあります。詳しくは、履修の際にシラバスを確認してください。
  • 入学後にパソコンは必要ですか。
    • ICT活用能力の向上を目的としてパソコン必携制度をとっており、入学までにパソコンのご用意をお願いしています。授業やゼミでのレポート作成や情報収集に加え、履修登録手続きや成績閲覧、授業課題の提出なども大学のWebサイト等を通じて行います。新規購入の場合は、本学推奨ノートPCを斡旋しています。
  • パソコンが苦手でも大丈夫ですか。
    • 最初は苦手でも構いません。入学後、「情報リテラシー」という授業で基礎から修得してもらいます。科目によってはレポートをオンライン上で提出することもあり、パソコンの利用方法について科目ごとに案内があります。
  • 病院・薬局実務実習とは何ですか。どのように行われるのですか。
    • 4〜5年次に5か月間の実習が義務づけられており、指導薬剤師のもと、病院及び薬局で各2.5か月の実習を行います。病院実習では調剤業務や病棟業務に参加し、薬局実習では処方せんに基づいた調剤や患者への服薬指導を行い、臨床に関わる実践的能力の伸長・向上を図っています。

海外留学・研修について

  • 薬学部で体験できる海外研修制度について教えてください。
    • 世界15か国・地域63校の姉妹校・友好校・パートナーシップ校との強固な交流ネットワークに基づき、以下の海外研修プログラムを実施しています。

      2年次「中国東洋医薬学導入教育プログラム」
      東洋医薬学への関心を高め、西洋医薬学との両面からアプローチできる人材育成に向けた導入教育を目的とし、8月中旬から約2週間にわたる研修を行います。提携校である天津外国語大学の協力のもと、附属病院の診察室や、鍼灸・気功・吸玉などの治療の様子を見て医療現場を学習します。また、中国漢方薬局の老舗での生薬調剤や一般医薬品の販売等を学び、薬用植物園・生薬市場・製薬工場を見学することで、東洋医薬学への造詣を深めます。

      3〜5年次生「日中韓三ヵ国大学合同教育研修プログラム」
      北陸大学、瀋陽薬科大学(中国)、温州医科大学(中国)、慶熙大学校(韓国)が毎年持ち回りでホスト国の薬学教育や文化を英語を公用語として学ぶ教育・研修プログラムです。

      3〜6年次生「臨床医薬先進国アメリカに学ぶ医療事情研修」
      臨床医薬の先進国アメリカの薬局や病院などでの研修を通じ、日米医療事情を比較・検討するプログラムです。

進路について

  • 就職支援はどのように行われますか。
    • 1年次から早期体験学習として、医療施設(病院、調剤薬局)での見学実習や各分野で活躍する卒業生、医療関係者を招いての講演会を通じ、早い段階で実際の医療現場を知ることで職業意識、薬剤師を志す目的意識の醸成に役立てています。
      本格的な支援としては、以下のとおり4年次前期から各学期当初に就職ガイダンスを実施し、就職活動開始時期までに必要な項目について指導を行っています。
      ・4年次前期:就職活動の動機づけ
      ・4年次後期:業種研究
      ・5年次前期:就職活動の準備
      ・5年次後期:業種研究(製薬・治験)、自己分析・自己PR講座、履歴書・エントリーシート講座、マナー・身だしなみ講座、メイク講座(女子のみ)、3月:学内合同企業説明会(予定)
      また、各配属研究室教員による個別指導、就職指導の窓口となる薬学部進路支援委員会、薬学学務課にて、希望者に随時、進路相談、履歴書・エントリーシート添削、模擬面接など行っています。
      上記のほか、例年、学内で合同企業説明会及び個別企業説明会を行い、北は北海道、南は沖縄から全国規模で、企業が来学し、年間延べ200社以上が説明会に参加しています。

      就職支援について
  • 卒業後の進路について教えてください。
    • 医療の進展や少子高齢社会における在宅医療、健康サポート薬局の需要増加に伴い、薬剤師の活躍するフィールドはさらに広がっています。近年は薬剤師業務の拡充もあり、依然多くの求人が寄せられています。卒業生は、薬に関する専門的な知識、医療人としての倫理観、問題解決能力を活かし、病院・薬局などの医療現場を始め、医薬品企業や公務員(薬事行政・保健行政・麻薬取締官)など、幅広い医療関連分野で活躍しています。
  • 薬剤師以外に在学中に取得可能な資格はありますか。
    • 【6年制薬学部卒業で取得できる資格】
      薬剤師国家試験受験資格

      【薬学部卒で取得可能な資格や行える業務】
      甲種危険物取扱者受験資格・労働衛生コンサルタント受験資格(要実務経験)・毒物劇物取扱責任者・食品衛生管理者・船舶衛生管理者(要実務経験)・環境衛生監視員(公務員)・食品衛生監視員(公務員)・環境衛生指導員(公務員)・麻薬取締官(公務員)・薬事監視員(公務員)・家庭用品衛生監視員(公務員)

      【薬剤師でないと行えない業務】
      調剤業務・ 薬局の管理者・医薬品販売業の管理者・ 医薬品製造販売業の総括製造販売責任者、学校薬剤師・保険薬剤師、放射性医薬品の管理者

      【薬剤師が行える業務】
      医薬部外品、化粧品又は医療機器の製造(輸入販売)所の製造責任技術者・向精神薬取扱責任者・麻薬管理者

      【薬剤師に特別な考慮が払われる資格】
      環境計量士・ 弁理士・ 糖尿病療養指導士・労働衛生コンサルタント・医薬品情報担当者(MR)・介護支援専門員(ケアマネージャー)・第1種衛生管理者・作業環境測定士・公害防止管理者(大気関係(第2種))・水質関係(第1〜4種)・ダイオキシン類関係
  • 薬剤師の資格を取得した上で研究者を目指すことは可能ですか。
    • 可能です。薬剤師資格を取得するためには6年制薬学部に進学する必要があります。6年制薬学部卒業後、製薬会社や化粧品会社の研究職に就く場合と大学院に進学してさらに研究に取り組む場合があります。本学には大学院はありませんが、4年次後期から研究活動を行い、学会発表で賞を取る学生もいます。