内定者・就職者の声

HOKURIKU UNIVERSITY

高山赤十字病院


長瀬 翔太 さん
薬学部 薬学科
2021年度卒業
内定先の企業およびその業界を目指した理由を詳しく教えてください。

私が高山赤十字病院を志望した動機は2つあります。1つ目は、生まれ育った岐阜県高山市で働き、地元の医療に貢献したかったからです。地域医療支援病院である高山赤十字病院で薬剤師として働く中で、幅広い診療科や多部署の方々と協力し専門知識を共有することで、患者さんのニーズに合った医療を提供していきたいです。2つ目は、ベッドサイドで病気に苦しむ患者さんに寄り添い、役に立ちたいからです。5年次の実務実習の際に、認知症の患者さんを担当させていただきました。最初はコミュニケーションが思うように取れず歯がゆい思いをしましたが、イラストなどを描くことで意思疎通ができるようになり、患者さんが笑顔になってくれた時はとてもうれしくなりました。退院の際に感謝の声をいただいたときは、「もっと患者さんの役に立ちたい」と強く思いました。

大学ではどのようなことに特に力を入れて取り組みましたか。

私は「薬剤師になりたい」という強い熱意をもって大学に入学したので、日々の授業、実習の予習・復習は欠かさず行うようにしていました。勉強でわからないところがあれば、その日のうちに先生や友達に聞いて理解するよう努めました。また、2年次の中国研修、4年次のアメリカ研修のような海外研修には自発的に参加しました。海外の学生と積極的に会話し、自分の意見をいかに伝えるかを意識した結果、コミュニケーション力が飛躍的に向上したと実感しています。海外の薬剤師を含む医療事情を現地の先生から学ぶことができたので、自分が肌で感じたことを今後日本の医療にも生かしていきたいと考えています。

大学の就職支援の利用状況や具体的な相談内容、大学のサポート体制で特に役に立ったこと等を教えてください。

私の就職活動は、6年次の4月上旬に大学で開催された、薬学生の就活アドバイザーの方を招いた講演会に参加したことがスタートでした。この講演会では、就職活動における心構えなどの基本的なことから、面接での受け答えで気を付けること、小論文の書き方など様々な実践的な対策を教えていただきました。まだ就職活動をどのように進めればよいのか全くわからない状況だったのでとても助かりました。また、薬学学務課には前年度までの先輩方の就職活動報告書があり、これらを参考に試験を受ける病院の傾向をつかむことができました。4月下旬に高山赤十字病院へ見学に行き、6月に採用試験を受けて、内定をいただきました。大学の先生方も、就職については親身に考えてくださり、たくさんいただいたアドバイスもとても参考になり、心強く思いました。

これからどのような医療従事者をめざし、どのような仕事をしていきたいですか?今後の目標や抱負を教えてください。

患者さんに寄り添い、患者さんのために汗を流せる薬剤師になりたいです。実務実習で患者さんの役に立てたと感じたときは、今までにないくらいうれしい気持ちになりました。病院に就職してからも患者さんのことを第一に考え、行動していきたいです。
また、薬のプロである薬剤師として、医師や看護師などの他の医療従事者と共に、安全な薬物治療を行うために、大学や実務実習で学んだ専門知識を活用し積極的に情報を共有していきたいと思います。さらに、常に新しい医薬品や医療情報にアンテナを張り、日々の自己研鑽を忘れることなく、謙虚に仕事をしていきたいです。

後輩へのアドバイス、メッセージをお願いします。

北陸大学の先生方は熱心な方ばかりで、わからないところを聞きに行くと、理解できるまで丁寧に教えてくれます。わかりやすい資料があればコピーして渡してくれ、黒板を用いて説明してくれたりもします。時には厳しい指導もありますが、こんなに熱心な先生方は他にはいないのではないかと思います。ぜひ、先生には遠慮せずに質問や相談をしてください。日々の授業の勉強、実習の予習・復習は大変だと思いますが、薬剤師への夢を忘れずに頑張ってください。応援しています。

  • 就職支援
  • 入学者選抜情報
  • 奨学金