内定者・就職者の声

HOKURIKU UNIVERSITY

富山県職員(薬剤師)


石黒 陽子 さん
薬学部 薬学科
2021年度卒業
富山県職員を目指した志望動機を詳しく教えてください。

入学時から生まれ育った富山で公務員として働きたいという希望を持っていました。実習先に恵まれ、病院や薬局の業務にも魅力を感じましたが、やはり行政や食品衛生、研究職等幅広いフィールドで自分の力を試したいと思い、富山県の公務員を志望しました。新型コロナウイルス感染症の対策で医療従事者のみならず、保健所の方々が昼夜を問わず尽力されている姿を報道等で多く見聞きする中で、私も薬剤師として県民の命と健康を守るために力を尽くしたいという思いが一層強くなりました。大学で身につけた専門知識や技術を生かして、県民の保健衛生の向上、健康の維持・増進に努め、薬剤師として成長していきたいと考えています。

大学ではどのようなことに特に力を入れて取り組みましたか。

大学生活では、特に勉強に力を入れました。自宅から通学していたこともあり、家庭学習の時間が十分に取れないのではないかと担任の先生から指摘されました。そこでわずかな時間でも有効に使おうと、電車の中で授業プリントを見返したり、暗記したりしました。私は高校で生物を選択してこなかったため苦労しました。自学で学び直したものの、なかなか苦手意識を克服することができませんでした。何度も気持ちが折れそうになりました。そのたびに友人や先生方、家族に励まされ、支えられて、目標を見失うことなく学び続けることができました。自分の弱さに向き合い、少しずつ自信をつけることで精神的に強くなったと実感しています。

大学の就職支援の利用状況や具体的な相談内容、大学のサポート体制で特に役に立ったこと等を教えてください。

5年次の6月頃から、オンラインの合同企業説明会等に参加し、さまざまな情報を集め、自分のなりたい薬剤師像を模索するようになりました。冬頃からは、インターンシップやオンラインでの座談会等に積極的に参加し、企業研究をしました。その中で、就職をする上で譲れないものに気づくことができました。実際に富山県職員を目指そうと考えたのは6年次の春で、筆記試験や面接試験の対策を始めたのは、卒業研究が一段落した6月頃でした。先輩方の就職活動報告書が、筆記試験や面接の対策に大いに役立ちました。

これからどのような社会人をめざし、どのような仕事をしていきたいですか。今後の目標や抱負を教えてください。

私は少し引っ込み思案なところがあるので、何事にも前向きに失敗を恐れずに挑戦していきたいです。また、思いやりの心を忘れず、人との関わりを大切にし、信頼される社会人になりたいと考えています。常に自己研鑽を積み重ね、自らの学びを社会に還元し、地域医療に貢献できる薬剤師が目標です。

後輩へのアドバイス、メッセージをお願いします。

薬学部の6年間は、苦しいことのほうが多いかもしれません。しかし、その中でも自分なりの楽しみを見つけることで心にゆとりが生まれます。友人と過ごす時間を大切にしてください。時には立ち止まったり、回り道をしたりすることもあるかもしれませんが、最後まで自分を信じて頑張ってください。

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