内定者・就職者の声

HOKURIKU UNIVERSITY

金沢大学附属病院


渋谷 成美 さん
薬学部 薬学科
2021年度卒業
金沢大学附属病院を目指した志望動機を詳しく教えてください。

入学当初は、志望先を病院と薬局のどちらにするか特に決めてはいませんでした。しかし、毒性学や裁判化学に興味を持ち始めた4年次には、科捜研で働きたいと考えるようになりました。第Ⅲ期の病院実習先でその話をしたところ、なんと実際に科捜研の方とお話をする機会をいただいたのです。
一方で、2.5カ月間かけて病院薬剤師を体験し、他職種の方や患者さんから信頼されて日々の仕事にあたる薬剤師の働きぶりに魅力を感じました。「私もこうなりたい!」と強く思うようになり、病院薬剤師を目指すことにしたのです。
私が志望した金沢大学附属病院には専門性の高い薬剤師が多数在籍しています。知識や技能の向上はもちろん、さまざまな薬剤師像を間近で見ることができ、参考にして自分の将来像を考えられることが魅力の一つです。さらに5年間の「KUPSプログラム※」により、薬剤師として段階的にスキルアップすることもできると思い、志望しました。

※金沢大学附属病院薬剤部の人材育成プログラム。

大学では、どのようなことに特に力を入れて取り組みましたか。

勉強はもちろんですが、アルバイトに力を入れました。薬剤師は対人業務なので、あらゆる年代の方とコミュニケーションがとれるように、旅館、児童クラブ、飲食店など、幅広く経験しました。心掛けていたのは、その時の自分に何が足りていないか、その業界でどんなスキルが身につくかを考えて働くことです。
その努力が実を結んだのが、実務実習でした。薬局では、礼儀正しさやフットワークの良さ、そして、どの年代にも対応できるコミュニケーション力を評価していただき、自信になりました。
また、卒業までにどのようなスキルを身につけたいかを考え、先を見据えて行動したため、計画性と実行力も身についたと思います。

大学の就職支援の利用状況や具体的な相談内容、大学のサポート体制で特に役に立ったこと等を教えてください。

実務実習が第Ⅲ・Ⅳ期であったため、その前に少しでも就活を進めておこうと、5年次の7〜8月に2回、合同説明会に参加しました。病院実習が始まってからは、業界を病院に絞って病院説明会・インターンシップに参加し、5年次の3月には金沢大学附属病院に絞って対策を行いました。
しかし、「どのように試験・面接対策したら良いのだろう」と立ち止まってしまったのです。そんな時に偶然この「内定者・就職者の声」の記事を知りました。そこからはトントン拍子に進み、就活報告書の存在に辿り着いて過去の出題内容から対策を行うことができました。初めは自分の力だけで就活を進めていましたが、途中で立ち止まってしまった時に学校側のサポートとして「内定者・就職者の声」や就活報告書という先輩方の経験談を参考にすることで、最後まで無事に就職活動を終えることができました。

これから、どのような社会人をめざし、どのような仕事をしていきたいですか。今後の目標や抱負を教えてください。

最終的には地元の長野県に貢献できる薬剤師になることが目標です。しかし、地元の医療を知るためには他の地域の医療も知らなければ、何が不足しているかなど、それぞれのニーズが分からないと考えています。まずは金沢大学附属病院で専門性の高い薬剤師の皆様、そして、実習先として利用する金沢大学生に日々刺激をもらいながら、薬剤師としての経験を積みたいです。

後輩へのアドバイス、メッセージをお願いします。

6年間は、本当にあっという間です。自分ひとりの力だけでは絶対に乗り越えられないので、支えてくれる家族や友達にたくさん感謝しながら、適度に息抜きしつつ、大学生にしかできない楽しみを謳歌して国家試験合格に向けて頑張ってください。

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