内定者・就職者の声

HOKURIKU UNIVERSITY

金沢市職員(金沢市保健所 衛生指導課)


田邊 胡桃さん
薬学部 薬学科
2020年度卒業
金沢市職員を目指した志望動機を詳しく教えてください。

私は入学時から漠然と薬剤師として人の役に立ちたいという思いがありました。実務実習が始まり薬局や病院で実習を進めるうちに、その思いを目の前の患者に特化するのではなく、より広いフィールドで発揮したいという思いが強くなり、地元である金沢市の公務員を志望しました。また、実習先が金沢市立病院であったことも公務員を志望する一因となりました。金沢市立病院は、病棟業務はもちろん、研究活動や学会発表など病院外でも薬剤師が活躍している姿が魅力的でした。また保健所は行政職とも関わることができる環境にあり、その一員として働くことでより薬剤師としての技能を発揮できるのではないかと感じました。

大学では、どのようなことに特に力を入れて取り組みましたか。

私は卒業研究に力を入れて取り組みました。
卒業研究ではマウスを用いた実験研究を行いました。動物実験は大変ですが、薬学生の中で動物実験の機会を得られる人は少なく、ここで逃すと人生で二度と巡ってこない経験になると思い、実験研究を行う研究室に入りました。既存のデータではなく、自身の実験によって得られた結果を用いて考察をするのは大変でしたが、多方面から何度も解析を行い、様々な文献を調査して考察を行う粘り強さが身に付きました。

大学の就職支援の利用状況や具体的な相談内容、大学のサポート体制で特に役に立ったこと等を教えてください。

実習が3,4期*だったため、就職先については5年次の3月(6年次に進級する春休み)から考え始めました。
最初は病院を志望していたので、石川県職員の見学会や、民間の病院にも見学に行こうと考えていましたが、コロナで受け入れ中止になったため、実習先の金沢市立病院以外の病院の見学には行けませんでした。
金沢市職員を目指すと決めてからは、6月のまるまる1ヶ月間は公務員試験の勉強だけに力を入れました(筆記試験、小論対策)。
その際、特に学務課で閲覧できる、先輩方の就活報告書が面接や小論対策に役立ちました。

*第3期 8/24〜11/8、第4期 11/24〜2/14

これから、どのような社会人をめざし、どのような仕事をしていきたいですか。今後の目標や抱負を教えてください。

金沢市職員の薬剤師として、薬学部で学んだことを生かして活躍したいという思いと同時に、いずれは他の職種の助けになれる薬剤師になりたいと思っています。最初は周りの方々から学ぶことばかりになると思いますが、その学びを糧に豊富な知識や経験を持った薬剤師になれるよう精進していきます。そして、24年間暮らしてきた愛着のある金沢市の市民の暮らしに貢献していきたいです。

後輩へのアドバイス、メッセージをお願いします。

北陸大学は充実した設備があり、親身に相談に乗ってくれる多くの先生方もいて、薬剤師を目指すにはとても恵まれた環境にあると思います。この環境を充分に生かして素敵な薬剤師を目指してください。薬学部は6年間と長いので、息抜きも大切に!応援しています。

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