内定者・就職者の声

HOKURIKU UNIVERSITY

富山県職員(薬剤師)


森田 優隆さん
薬学部 薬学科
2020年度卒業
富山県職員を目指した志望動機を詳しく教えてください。

富山県職員を志すことを決意したのは、大学の6年間で学んだ知識にさらに磨きをかけ、幅広い見識を得ることができると思ったからです。薬剤師としての業務だけでなく、一人の公務員として県民の健康の向上に貢献したい。また、行政や食品衛生、研究職という立場を通して物事を多面的な視点から見ることのできる視野の広い薬剤師として活躍したい。そんな気持ちが強い動機になりました。そのきっかけとなったのは、実務実習です。薬局と病院での実習体験を通して、自分が将来、薬剤師の資格を得た際にどうしたいかを考えた結果、何でもオールマイティーにこなすことのできる薬剤師になりたいという自分の思いに気づきました。

大学では、どのようなことに特に力を入れて取り組みましたか。

特に力を入れていたのは、勉強です。中でも、勉強の時間効率について常に意識するように心掛けました。6年間で学ぶ内容は多岐に渡り、教科数も多く、物理的に時間が足りないと思ったこともしばしばです。そこで、科目間で関連性を見つけるという、効率良く物事を覚えることができる方法に気づきました。「これが“考える”ということか! 」という実感を伴うこの勉強方法を取り入れるようになってからは、最小限の時間で最大級の結果を得られるようになりました。また、講義では、グループディスカッションなど、同級生とのコミュニケーションを中心とした学びが多くありました。私は、いかに円滑にコミュニケーションを通じた有意義なディスカッションにするかを、常に自分の中の課題にしていました。薬剤師として社会の一員として働く以上、コミュニケーションを避けて通ることはできませんから。これらの経験から、私はものを“考える”重要性と、コミュニケーションの大切さを学ぶことができました。社会人として働く上でも必要不可欠な学びを得たと思っています。

大学の就職支援の利用状況や具体的な相談内容、大学のサポート体制で特に役に立ったこと等を教えてください。

5年次の夏頃から、学内合同企業説明会への参加を開始しました。5年生の秋から冬にかけては、就活サイト等の情報を駆使して各業界や業界間の比較を行うようにしていました。その中で自分が気になった企業については、学外企業説明会に参加しました。その際、先輩方の就職活動報告書の内容が業界研究に非常に役立ちました。公務員になると決意したのは、6年次の春で、公務員試験の筆記試験や面接試験の対策を本格的に始めたのは、5月頃でした。公務員の情報収集についても、就職活動報告書が参考になりました。

これから、どのような社会人をめざし、どのような仕事をしていきたいですか。今後の目標や抱負を教えてください。

いま、薬剤師業界は変化を求められています。公務員薬剤師も例外ではないと言えます。時代が変化し続ける中で、薬剤師の臨機応変に対応する力や物事を決断する力が必要とされているのです。私は、将来的にそれらの力を獲得して、職場の同僚はもちろんのこと、患者さまや県民の皆さまから厚い信頼を得ることができるように努めたいと思います。行政・食品衛生・研究職など多岐にわたる業務内容を難なくこなすことのできる薬剤師を目指して、日々精進していきます。

これから、どのような社会人をめざし、どのような仕事をしていきたいですか。今後の目標や抱負を教えてください。

患者さんから信頼を預けられ、その信頼に応えられる薬剤師を目指し、研鑽を続けていきたいと思います。まずは先輩薬剤師の方々を手本に実践的な知識・技術をしっかりと身に付け、その後、自分の強みと言える分野を専門的に学ぶつもりです。具体的にどの分野をという点は、はっきりとは決まっていませんが、臨床の場で幅広く学び、その中で見付けていければと考えています。

後輩へのアドバイス、メッセージをお願いします。

薬学部は勉強、就職活動、国家試験と、非常に多忙を極める学部ではありますが、諦めず自分の信念を貫き通すことができれば、道は必ず開けます。勉強とプライベートのメリハリをつけながら、大学生活を有意義なものにできるよう、心から応援しています。頑張ってください。

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