内定者・就職者の声

HOKURIKU UNIVERSITY

ニッコー株式会社


原 有梨奈さん
国際コミュニケーション学部 国際コミュニケーション学科
2020年度卒業
内定先の企業およびその業界を目指した志望動機を教えてください。

私は入学当時から航空業界を志望しており、学内ではエアライン講座を受講し、就職活動も航空業界に主に取り組んできました。しかし、新型コロナウイルスの影響で航空業界での採用が中断されたことや航空業界の弱点が見えたことから、自身の学生生活を再度振り返り、自分の就職活動の軸を見つけました。私の新しい軸は、「そこにしかない魅力的なものを、国内外に限らず発信し、笑顔を増やすための“つなぐ”役割をしたい」です。そこで業界ではなく、会社の在り方・目指す姿・社員の方々を中心に見て会社選びを行うことにしました。
私が内定を頂いたニッコー株式会社を知ったきっかけは、「テーブルウェアインターナショナルアワード・オブ・エクセレンス」という国際的な大会で、同社の商品が優勝したという記事を新聞で読んだことでした。これを機に同社に関心を持ち、調べていく中で自分の軸に合っていると感じました。また、会社の方々の真摯で丁寧に対応して下さる面にも惹かれ、ここで働きたいと思い志望しました。

内定を獲得するために、どのような自己PRをしましたか。

印象を残すために、私らしさを漢字一言で表すと「扉」だと伝えました。その言葉から連想できるイメージと自分が学生時代に頑張ったことと自分の性格を組み合わせて伝えました。例えば、「扉を開くこと」と「物怖じせず挑戦すること」を組み合わせて、学生時代に挑戦した中で一番大きな経験を得たことについて話し、今後会社で取り組んでいきたい未来の姿についてアピールしました。また、「扉を開ける方法」と「協力して取り組むこと」を組み合わせて、学生時代にグループで取り組んだフィールドワークについて話し、そこで学んだことや自分の価値観についてアピールをしました。

大学ではどのようなことに特に力を入れて取り組みましたか。

ゼミを通して参加した石川県主催の海外誘客チャレンジ事業です。ここでは企画が採択され30万円の助成金を頂き、私はリーダー役として7人の仲間と共に約半年間企画に取り組みました。テーマは市外の観光客の少ない2つの港町における外国人観光客の誘客と地域活性化です。遠方から訪れる観光客の方々に有名な観光地のみでなく魅力溢れる市外地も訪れてもらい、五感を通して忘れられない思い出を作ってほしいという想いから企画を進めました。この地域に何度も足を運び自ら魅力を発見することと、住民の方々と信頼関係を築くことを心掛けて取り組みました。うちわ型にデザインした個性的な英語版マップを700部作成し、海外の方々とサイクリングツアーを3回実施しました。ツアーでは魅力発信のみでなく安全面も考え、警察の方にもご協力頂きました。結果として海外誘客を実現できただけでなく、地元の方々から「本当にありがとう」という言葉を頂き、社会と繋がれたという新鮮な感激を味わうことができました。この活動では数多くの方々に協力して頂きましたが、協力を得るための事前準備をしっかりと行い、行動して伝える力が身についたと感じます。

大学の就職支援の利用状況や具体的な相談内容、大学のサポート体制で特に役に立ったこと等を教えてください。

エアライン講座を1年次から受講しており、航空業界の知識を学ぶだけでなく、第一印象を良く見せるための姿勢、表情、声のトーン、綺麗な言葉遣い等を身につけることができました。こういった社会人として基本的な部分を身につけてから、本格的に就職活動に取り組みました。3年次から「新聞ワーク」で気になった記事を要約し、それをまとめて先生や友人に発表して指摘し合ったり、SPI対策を行ったりしました。また昨年の12月に行われた学内就活2dayトレーニングや2月に行われた学内合同説明会に参加し、自分が目指す業界以外の情報も集めるように心掛けました。就職活動では特に「自己分析」と「企業・職種研究」に時間を費やす必要があると思ったので、年度末から就職活動時期にかけてコツコツと行いました。
今年に入ってからは会社説明会に参加したり、エントリーシートを書く練習をしたりして、面接練習を始めました。エアライン講座で新聞ワークや面接練習、エントリーシート添削等のサポートを多く受けたほかにも、進路支援課の方に面接練習をお願いし、アドバイスを頂きました。就職活動中に自分の軸を見失いそうになったり、気になっている企業について迷ったりする時期も沢山ありましたが、ゼミの教授・エアライン講座の先生方・進路支援の方に積極的に相談したことで、しっかりと前に進めました。

就職活動でどのようなことを学び、成長しましたか。

人生で初めての就職活動は、悩むこと・すべきことが頭を抱えるほどありました。企業に選考をお願いする立場として、企業分析や自己分析などの事前準備にはしっかりと時間をかけること、社会勉強として新聞を読んで情勢を知っておくこと、また企業に自分をアピールするために、学生時代に取り組んだ沢山のひきだしを準備しておくことが大切だと学びました。そして一人ですべてを抱え込むのではなく、周りの人に協力や助けをどんどん求めることや、周りの就職活動生に合わせて行動するのではなく自分に合ったスタイルで臨むこともとても大切だと学びました。就職活動を通して分析力・伝える力・計画性が身につき、持ち前のポジティブさがさらに伸びたと思います。

これからどのような社会人をめざし、どのような仕事をしていきたいですか。今後の目標や抱負を教えてください。

社会人になると時間に制約されて仕事が業務化しそうですが、あたりまえ化せず、自分と人が1日1日を大切に過ごしていける社会人になりたいです。自分が配属される事業部だけでなく、他事業部や違う業界にも目を向けて視野を広く持ち、物怖じせずにどんどん挑戦して常にスキルアップしていくことが理想です。残りの学生生活は限られていますが、ただ呑気に過ごすのではなく、今興味のある物事に取り組んで将来に活かすことができたらと思います。

後輩へのアドバイス、メッセージをお願いします。

就職活動では事前準備がとっても大切です。
一人で悩むのではなく、周りの人に頼ること・協力することもとても大切です。
そして、あなたらしく頑張って下さい!!!

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