専門
- 臨床免疫学
- 臨床微生物学
- 臨床検査管理
主な担当科目
- 公衆衛生学
所属学会
- 生物試料分析化学会(理事)
- 日本感染症学会
- 日本臨床検査医学会(評議員)
- 日本臨床衛生検査技師会
- 臨床微生物迅速診断研究会
趣味
- 釣り
- 旅行・ハイキング
- 読書(時代・歴史物)
私の考えていること
ヒトの体は本当に不思議なことだらけで、こんなに科学が進歩していてもわからないことはたくさん存在しています。病気についても同様で、細菌の存在が証明されたのは19世紀の後半、国民病といわれた肝炎についてもB型肝炎ウイルスが発見されたのは1964年、C型肝炎ウイルスは1989年と私の年齢よりも若いのです。今後も未知の病原体が証明されてくると考えられます。病原体が明らかになれば治療法や検査法も開発され、臨床検査技師や高度医療機器に対応できる臨床工学技士の出番となります。大学で教育できるほとんどは過去の知識に基づいていますが、最新の知見を踏まえて教育できるように、教員も常に新しい知識を吸収して、それを解り易く学生さんに示す必要があります。さらに、本学を卒業した技師さんたちにも常に新しい知見を技術に結び付けられるような教育をしたいと考えています。
高校生へのメッセージ
空気中や土壌の中、皆さんが触れる花々・木々、恋人の皮膚、さらには公園などで飛び交う鳩の糞や蚊などの昆虫に至るまで、あらゆるところに微生物や寄生虫が存在しています。皆さんはそんことは気にかけずに生活できているのは、ヒトの体が知らぬ間に防いでくれているからです。健康のありがたさを自身の体に感謝しましょう。
おすすめの本
- 藤田拡一郎『笑うカイチュウ 寄生虫博士奮戦記』(講談社文庫)
- 小泉 武夫『発酵―ミクロの巨人たちの神秘』(中公新書)