人生に目標は必ず必要
頑張るフィールド選びも大切に
ナカジマテツオ建築デザイン
中島 鉄男
1991年 外国語学部英米語学科 卒業

これまでのキャリアパス

私は現在、金沢市で建築の設計監理をしています。
北陸大学には外国語学科の第1期生として入学しましたが、4年次には将来進みたい分野を見据え、インテリアの専門学校の夜間部に通いました。卒業後は東京で1年働いた後、地元金沢にUターンし、建築設計事務所に就職。実務経験を積みながら二級建築士、一級建築士の資格を取得し、2006年に現在の建築設計事務所を開業しました。
英米語学科を卒業した建築士というと、珍しい肩書きかもしれません。

設計監理という仕事について

自分が作成した設計図をもとに、多くの人が関わってものづくりが進んでいくことがこの仕事の醍醐味です。設計監理に関しては全責任を負うのでプレッシャーはありますが、完成したときは達成感が大きいです。
地震で海外の建物が倒壊し、たくさんの人が亡くなるニュースを見ると心が痛みます。日本の建築物の耐震基準は世界トップクラスです。建築物に関する知識の乏しい国を訪れ、自分が知っている知識を現地の方に伝えることが今後の夢です。

学生時代の思い出

学部の第1期生なのでサークル以外の先輩がいなかったのは残念ですが、同期の友人はたくさんできました。一番の思い出は、学科のみんなで行ったハワイでの語学研修です。古い友人たちは今どうしているのでしょうか。当時のようにキラキラしていて欲しいですね。

母校で学ぶ後輩へのエール

皆さんの2倍以上生きている人間としてアドバイスできることがあるとすれば、目標は絶対に必要で、頑張るフィールド選びも大事だということです。やみくもに頑張っても自己満足でしかありません。正しいフィールドでちゃんと頑張った人に一瞬だけチャンスが訪れますので、見極めて次のステップに移ってください。
全ての人間に平等に与えられているのは時間だけです。時間を大切に、自分の周りの人を大切に、そして自分自身の人生を大切にしてください。

※所属・肩書は取材時点(2023年10月)のものです。

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