北陸大学出身の薬剤師は
社会、現場に通用する「強さ」を備えている
明治薬科大学 薬学教育研究センター
臨床薬学部門 小児周産期薬学研究室 教授
山谷 明正
1986年 薬学部衛生薬学科 卒業
2023年4月より現職に就任。医薬品管理学、薬物治療学などの講義に加え、事前実務実習、薬学実務実習などを担当し、日々薬学生の指導、教育を行う。自身の研究テーマは小児医療、周産期医療。中でも小児剤形に関する研究に力を入れ、シオノギファーマから上市されている「バクタミニ配合錠」の開発に携わった。

研究者・教育者として

卒業後国立病院に入職し、国立療養所石川病院(現国立病院機構石川病院)、国立金沢病院(現国立病院機構金沢医療センター)、医薬品医療機器総合機構(出向)、国立病院機構金沢医療センター、国立病院機構医王病院、国立病院機構本部と一貫して国立病院系列を渡り歩き、2023年3月に国立成育医療研究センター薬剤部長を最後に、国立病院系列を退職しました。
北陸大学学長を務められた河島進先生にご指導を受け、入職以降臨床研究に勤しみました。日常業務を行いながら、これに直結する臨床研究を行うことは忙しくも楽しい日々でした。論文が蓄積してきたので、宮本悦子先生のご指導を仰ぎ、2005年に薬学博士(乙種)を取得いたしました。国立病院への入職と北陸大学の先生方のご指導がなければ、現在のキャリアは無かったと思います。

学生時代の思い出

学生時代は、自動車部と軽音楽部に所属していました。自動車部では皆でラリーやジムカーナ、ダートトライアルといった競技に出場しました。部としてスポンサーを集め、スカベンジャーラリーなるものを毎年開催していたのも良い思い出です。軽音楽部ではバンドを組み、新歓コンサート、七夕ライブ、学園祭、クリスマスライブなどに出演しました。音楽での一体感は今でも忘れられない経験のひとつです。
仲の良かった友人・後輩とは、年1回の金沢でのゴルフコンペを30年以上続けています。この日だけは皆学生時代に戻ります。おそらく全員にとって一年で一番笑う日なのではないかと思います。

母校へのエール

病院薬剤師として北陸大学の卒業生を何人も見てきましたが、皆「したたか」な印象があり、社会、現場に出てからの強さがあるように感じます。山や海、そして繁華街が近くにあり、大学の設備も充実し楽しく学生時代を過ごせる一方、冬の寒さなど厳しい環境が強さを育むのかもしれません。これからも社会で、現場で通用する「強い」人材をたくさん輩出していただくことを期待します。私も明治薬科大学の教授として、北陸大学に負けないよう教育に励みたいと思います。

※所属・肩書は取材時点(2023年8月)のものです。

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