学生時代の学びや経験に何ひとつ無駄なこと
はなく、今の私の基礎となりました
株式会社リベックス 専務取締役/いしかわ観光特使
山本 潤子
1995年 外国語学部英米語学科 卒業
株式会社リベックス(小松市島町)は1953(昭和28)年創業。ポロシャツの衿や袖などアパレル用ニット生地の製造販売する。近年はこれまで培ってきた技術を活かし、非衣料用途の生地製造にも乗り出している

現在までのキャリアパス

祖父の代から続く(株)リベックスの専務取締役として、全ての受注管理を行い、司令塔として工場を稼働させています。大学の同級生だった主人が代表取締役を務め、営業や製造部門を担当しています。
大学卒業後は(株)ノエビアに就職し、3年間化粧品代理店の販売支援と教育を担当しました。その後、結婚を機に会社を継ぎ、3人の子どもに恵まれました。子育てと経営の両立は大変でしたが、時間をつくって茶道や書道、着物の活動を続けてまいりました。

学生時代の思い出と、恩師との出会い

授業はもちろん、友人とのおしゃべりやサークル活動、アルバイトなど、365日を自分でつくり上げることができるのが学生生活です。それらに何ひとつ無駄なことはなく、今の私の基礎となりました。 故 松田三郎先生と井上彰先生は、私の人生に大きな影響を与えてくれた先生です。ノエビアへの入社を勧めて下さったのが松田先生でした。井上先生は年齢が近いこともあり、クラスメイトと一緒によく食事に連れていってくれました。先生方から学んだことは数知れず。有難いことに、その後おふたりには結婚式にも出席頂き、御祝辞も頂戴しました。

学生時代と今を結ぶ線

在学中にJR西日本のミスコンで選ばれ県内外で広報活動をさせていただいた経験をもとに、2015年から6年間「加賀友禅大使」として加賀友禅の広報活動に携わらせていただき、現在では「いしかわ観光特使」として、石川県の魅力を広く伝える活動をしております。また、2021年には仲間とともに「NPO法人小粋なきもの倶楽部」を立ち上げ、県内の伝統工芸を応援する活動を行っています。最近では活動の一環で集まったご寄付で金沢市の保育園へ電子ピアノを寄贈させて頂くなど、ボランティア活動にも力を注いでおります。

母校で学ぶ後輩へのエール

金沢は北陸新幹線の開業以来、多くの外国人も訪れる日本海側屈指の都市となりました。食、工芸などさまざまな文化が息づく街で、日本の文化に触れ、理解し、その上で外国語や国際的な知見を得ることに意味があると思います。ぜひ有意義な4年間にしてください。

※所属・肩書は取材時点(2023年8月)のものです。

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